【公開されている画像の取り扱いについて】
・選手本人及び関係者の方はご自由にお使いください。
・画像の公開に問題のある場合は御一報をいただければすみやかに対処いたします。

※各種依頼、問い合わせはコメント欄、TwitterのDMにてお願いたします。

奥村幸雄投手(栄徳高校)

3S9A9556

今年の愛知高校野球は空前絶後で左腕の当たり年です。
ここまで左の好投手が揃ったのって何時以来なんですかね。


上記のリンク記事に名前が挙がっていませんが、栄徳高校の奥村幸雄投手もそれらの投手に勝るとも劣らない好投手だと思います。

先日から行われております夏季愛知県高校野球大会の一回戦・春日井商業戦では8回を投げ被安打2(クリーンヒット1本)15奪三振という素晴らしいピッチングを見せました。 

試合中継を見た人の中で気付いた方も居るかも知れませんが投球術が中日ドラゴンズのルーキー・橋本侑樹投手にそっくりなんですよね。 

身体的な特徴がかなり酷似しているので組み立ても似てくるんでしょうね。


奥村、橋本の両投手に共通するのは「下半身が開きにくい事」だと思います。

三塁方向へ流れるような回転動作が阻害されるような身体的な特徴を持っているので、右バッターの外角へボールを集めやすく、そこでの組み立てを強みとしています。

体が開きにくく、肘を鋭角に使って腕を振るのでボールの出所が見にくいという事も共通しています。

そういう事も有り、"そのまんまと橋本投手"と言えるようなピッチングをしていました。

流石に高卒でドラフトを意識できる程ではありませんが、強豪大学等で揉まれた4年後の姿に期待したいですね
(パイプの有る天理大学で森浦大輔投手の後継者になって欲しいです)


3S9A9559

3S9A9565

3S9A9567

3S9A9568

3S9A9569

3S9A9570

3S9A9571

3S9A9572

3S9A9573

3S9A9574

※写真は全て高校2年生当時のものです

見にくい出所で、両膝がほとんど曲がらずにリリースしていますし、両手を割る辺りからは橋本投手に酷似していますよね。

順当に勝ち上がれば中京大中京と対戦する可能性が有りますし、この先のピッチングにも注目したいです。

時代は3部

森弘明投手(愛知淑徳大学 4年)の記事がやたらPVを集めているので何事かと思ったら、


中日新聞プラスの方で記事になっていたのですね。完全なおこぼれ(笑)


上に貼ったリンクにも簡単な考察を書きましたが(加筆修正しました)、この森投手はピッチングフォームにも見どころが多いんですよね。

3S9A6483

3S9A6305

3S9A6017

3S9A6014

3S9A6292

この辺りが森投手の投げ方における個性だと思います。
一つ一つ言語化して行きます。

3S9A6483

3S9A6483②
上から叩く打点の高いリリースなのですが、この際に両脚の膝がほとんど曲がっていません。 
これは解説者の荻野忠寛さんや藪恵壹さんが推奨するリリースモーションでMLBの投手に多く見られる形ですね。

頭に衝撃が走るように力が加わり、リリースの叩きへと繋がります
(着地の地面反力を使えているという事です)。
日本人だと山本由伸投手や山岡泰輔投手辺りはこのような形でリリースをしています。

3部リーグの投手ですし、日頃は掘れやすく傾斜の緩いマウンドでピッチングしていると思われますが、 
硬く傾斜のあるマウンドで投げれば数km/hのスピードアップは簡単に望めると思います。

3S9A6483
左の脇腹が収縮しています(左肩と左股関節の距離が近い)。
単純にリリースの打点が高いだけでなく体を縦に使えています。
ボールに角度が付きやすく低めに球が集まりやすい傾向に有りそうです。

3S9A6305
これもかなりポイントが高いのですが、腕を振る際に肘を鋭角に使っています。
肩肘への負担を軽減しつつ、上から叩くような腕の振りを実現出来ていると思われます。

3S9A6017

3S9A6009

3S9A6295
これはターゲッティングですね。
右肩の背中側を捕手方向へ向けるようにする事で背骨を回し切る形で腕が振れています。
変化球でも腕が緩みにくくなりますし、リリースポイントが安定するので抜け球が減り、
ボールに力も加わりやすくなります(体幹が回り切るので)。 
指導者不在の環境でこのフォームにまで辿り着いた辺りにセンスの高さを感じますね。

ここまでの体の使い方だけを見るていると愛知の右投手では最高峰の素材に思えてきますね(笑)

3S9A6014
テイクバックでは腕が背中に入りすぎているように見えるのですが、言い換えれば柔軟性が高いという事です。
リリースに向けて鋭角になる右肘の使い方にも表れていますが、柔軟性の観点からしても素質の高さを伺わせます。

3S9A6292

3S9A6292
左脚を開かせるように着地を粘っています。
あまり見ないような動作なので、この辺りに「3部の投手っぽさ」を感じさせますが、
恐らく下半身が開きにくい体質で、予め開かせて行かないとインステップが強くなるという事ではないでしょうか。

本人じゃないので実際のところはわかりませんが(笑) 


・・という感じで硬く傾斜角のあるマウンドで投げられれば「覚醒」を遂げそうな逸材です。
平たく言うとプロのマウンドで投げれば、もっと凄くなる可能性が高いと言う事です。
「じゃあ、ドラフトで指名されるのか?」と言われたら今年の状況的には厳しいと思いますが、
どんな形でも上のステージで野球を続けて欲しい投手です。


投球動作について、あと一点付け加えると、
ワインドアップのフェーズが改善されたら更に良くなる気がするんですよね。
3S9A6286

3S9A6287

3S9A6288

3S9A6289
早めに折れる右膝の動きを見てみても、右足で受ける地面反力がやや弱いような気がします。

本人じゃないので実際の感覚はわかりませんし、この動作でも上手く地面反力を使えているのかもしれませんが、
ここの形が良くなると「オーバーハンド版の村西良太投手(オリックス・バファローズ)」になれるような気がしますね。

3S9A9517

3S9A9520

3S9A9549
ちなみに村西投手(近畿大学時代)はこんな感じで地面反力を得ています。


それにしても3部リーグが注目されるようになるとは愛知の大学野球はどんどんマニアックな場になっていきますね。
名工大には最速147km/hの投手も存在しているそうですし「3部の2部化」(意味伝わる?)が始まっていますね。
3S9A6825

3S9A6826




河野竜生、プロ初登板

3S9A0501

3S9A0502
もしかして睫毛長い?

以前、noteに投球フォームについて書きましたが


河野投手の投球フォームの強みは「リズム」ですね。
ノーワインドアップから始動するのですが、片脚立位の体勢(左脚一本で立っている状態)に入る前にピタっと止まる動作を入れてからリリースまでを一挙に行います。
このギャップで打者が手玉に取られている印象を受けます。
本格派というよりは実戦派でしょうね。

3S9A0460

3S9A0697

3S9A0472

横の角度を使ってストレートとスライダーを織り交ぜる正統派左腕ですがテイクバック、
腕の振り方、どちらもコンパクトなので色んな意味でタイミングを取りづらい投手です。 

外野の深い位置まで球を飛ばされる事が多いのをアマ時代から懸念していましたが、プロ初登板でも洗礼を浴びてしまいました。
ここ一番でのギアの上げ方には目を見張るものがありましたし、チェンジアップを使う比率が上がればもっと楽に試合を作れるようになると思います。
光るものは感じたので次回の登板に切り替えて欲しいですね。

6月24日 楽天イーグルス戦
5回 86球 打者23人 被安打4 本塁打1 奪三振1 与四死球1 失点4 自責点4

この日はフェアグラウンドに飛んだ打球の内、5割以上がフライボールで球数がかさむごとに比率が上がって行きました。
どちらかと言うとフライボールピッチャーだと見ているのですが今後のピッチングにも注視して行きたいですね。






與座vs床田

油断するとすぐに更新が途絶えますね→ブログ



C73A9942

C73A0047



C73A0016

C73A0011

與座海人投手(岐阜経済大学→西武ライオンズ)がついに台頭してきましたね。今のところ岐阜大学野球における最後の大物です。中部学院大学から広島カープに入団した床田寛樹投手も開幕ローテ確定みたいですし、数年前の岐阜は凄い地区でしたね~。

12球団×開幕ローテ6人=計72人のうちに岐阜の大学野球出身者が二人も入ってる事が既に快挙ですが、この二人は大学時代にも直接対決しています(※この記事の写真は全て2015年の10月10日に撮影したものですが正に直接対決した時のものです)。
この時は今の1/1000ぐらいしか野球の知識が無かったし、仮に今ぐらいの知識があったとしても(今も大して知識なんてありませんけども)、この二人が揃ってプロの1軍ローテに入るだなんて予想出来なかったでしょうね。ここのところあまりパッとしなくなりましたが岐阜の大学野球には復権を果たして欲しいものです。

森浦大輔投手(天理大学)

ランナー有りの状態です。

あまり参考にならない状況の写真で申し訳ないところですが別アングルからの写真で補足します。
3S9A3842

3S9A3843

3S9A3844

3S9A3845
体の正面で両手を割ります(右手と左手を離します)

3S9A3846
グローブから先に出して体重移動に入ります。

3S9A3846①
頭部が左の股関節上に位置しています。後ろに溜めてから踏み出して行きたいタイプですね。

3S9A3847
右腕と右脚が内に捻られています。
この右半身の動きによって体重移動に溜めが作られているのだと思います。
左膝の内折れを粘れていますね。

3S9A3847①
ここでも頭部が軸脚の股関節上に残っています。

3S9A3847②
上体がほどよく前傾する為、対になる肩甲骨と股関節の連動を引き出しやすい投げ方なのかもしれません。

3S9A3848
左脚が内に入り、右脚は外に開きます。
重心が深く、右足の着地が粘れているので着地の反力をリリースのエネルギーへと生かしやすいタイプだと思われます。
左手の引き上げも早いですね。

3S9A3849
左手から左足までが直線に近い形で結べます。
ボールに力が伝わりやすい形ですね。

3S9A3850
左肩でのターゲッティング(ストライクゾーンに肩を入れるような動き)が甘く、
上体が倒し込めていません(背骨を回しきれていません)。
上体と腕が一固まりになりにくいのでリリースポイントが安定しにくく、腕に負担もかかります。

3S9A3851
上体の起こし上げがやや早いですね。

3S9A3851①
左足が上を向きます。

3S9A3851②
左脚が内に入り、左の骨盤が右の骨盤に被るような形になっています。
力を本塁方向へ集約することは概ね出来てそうに見えます。

3S9A3852

まとめ

恐らくクイックモーションだと思うので(自分で撮影しといて覚えていません)参考になる部分とならない部分とがあると思いますが、両手を体の正面で割るタイプで右腕を先行させてから体重移動に入るのですが頭部は軸脚側に残しています。

体重移動中に上体を前傾させているので肩甲骨に自由が利き、対になる股関節と連動するような投球動作になっています。始動からリリースまでは特に気になるところは無いのですが、リリース後に上体が起き上がってくるのが早く左肩を捕手方向に向け切れていません。腕だけで投げるような形になりやすくリリースポイントもブレやすいので右打者の外角高め方向へ球が抜けやすいかもしれないです。

腕にかかる負担も大きくなりますし、変化球で腕が緩む原因になるかもしれません。プロ入り前の田嶋大樹投手(JR東日本→オリックス・バファローズ)も似たような感じでしたね。田嶋投手はプロ入り後に修正していますし、伸びしろと捉える事も出来そうです。今現在プロ側が懸念しているポイントがあるのだとしても、ここの修正によって改善される気がします。

次回はネット裏から撮影したアングルで分析してみます。
RSS
このブログに関しての説明
主に愛知県のアマチュア野球に関する観戦記です。 一般人による運営ですので内容に誤りがある事を前提として閲覧してください。 又、公開に関して問題があるようでしたらコメント等にて一報いただければすみやかに対処させていただきますので宜しくお願いいたします。
記事検索
カテゴリー
タグクラウド
livedoor 天気
QRコード
QRコード