2014年10月

西川昇吾投手(日本福祉大学)

1シーズンで即2部へ降格するだろうと誰もが思っていた(?)日本福祉大学。
春季では創部初となる1部リーグでの勝ち点を挙げて4位残留。そして今季はまさか(?)の優勝争いを演じるという旋風を起こしました。
その快進撃の立役者となったのが、西川昇吾投手(3年 大成)
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※連続写真ではありません

「左のライアン」という異名が定着していますが、トルネード気味のフォームでもあるんですよね。
肘を鋭角に使う腕の振りで、リリース直前の「握り」をカメラで抑えるのが難しい。
上から4枚目のシーンを連写無しの一発撮りできる人が居たら尊敬します。

ところで、投球前に見せるこの左腕の動きは一体なんなのだろうか。
チェンジアップを投げますのサインじゃないだろうし。肩甲骨とか背中の動きを意識するようなやつですかね。
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魔球のようなチェンジアップとコースに決まる切れ味抜群のクロスボールとのコンビネーションが武器の奪三振マシン。
連投を厭わない鉄腕っぷりも健在で正に大車輪の活躍でした。

「日本福祉大=浅尾拓也の母校」というイメージを払拭するぐらいの更なる活躍を期待します。
来年こそは全国の舞台へ。

H26年秋季リーグ成績
10試合 投球回数72.9 防御率2.59 4勝4敗 奪三振53 四死球28

【2部1位プレーオフ】愛知工業大学-東海学園大学(10/25)

春季に続き、今季のプレーオフも記憶に残る名勝負になりました。

竹中大智投手(2年 東邦)
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松岡翔馬捕手(4年 享栄)
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両チームの先発投手、愛工大・木村、東海学園大・竹中による投げ合いとなった一戦。
五者連続三振を奪う圧巻の立ち上がりを見せた木村に負けじと、
クロスボールを主体としたコーナーワークで愛工大の中軸を徹底的に押さえ込む竹中。
両チーム共になかなか三塁ベースが踏めない、もどかしい展開のまま試合が進みましたが、
9回裏に二死満塁と竹中を攻め立てた、愛工大が3番打者・松岡のサヨナラヒットで劇的に勝利。
それまでの打席で竹中の外角攻めに苦しんだ松岡は、その外角の球をファーストカウントから積極的に狙い、
体を投げ出すようなスイングでライト前へ運ぶ、執念の打撃を見せました。

エース、北出投手離脱の穴を埋める快投を見せた愛工大・木村投手は、
球のキレとスピードをより効果的に活かせるような実戦力を身につけたら、
愛知ナンバーワン左腕どころか全国的に見ても上位の存在になるのではないでしょうか。
意図的に飛ばした部分もあるのかもしれませんが、立ち上がりの投球は圧巻でした。

敗戦投手となった竹中投手もスライダーとストレートを組み合わせたクロスボールと、
その対のコースに決まる球(変化球なのかストレートなのか判別できませんでした)を駆使したコーナーワークは、
1部リーグの主戦投手に匹敵するか、それ以上のものでした。
まだ2年生という事なのでこちらも今後が非常に楽しみな存在です。

逆光でホームベース側からの撮影環境が悪かったとは言え、フルサイズ機にLレンズでこんなのを撮ってたらダメだろうという、
レベルの写真しか無くて公開する気になれなかったのですが、自らを戒める為にもリンクを貼っておきます。

秋季2部1位プレーオフ 愛知工業大学-東海学園大学(Google+)

激闘の様子を伝えるに相応しいものが撮れなくてだいぶ凹んでいますが、
この失敗を教訓に撮影技術を上げる為の努力をしてみようと思います(大げさ)

プレーオフ決戦前夜

2部A、Bリーグそれぞれの優勝校が入れ替え戦進出を賭けて争う一戦が明日(というか今日)開催されます。

大混戦だったAリーグを勝ち抜いた東海学園大とBリーグを高い勝率(.800)で制した愛工大の二校による対戦カードになりました。
防御率0点台の二枚看板を擁する投手力の東海学園大とパワーヒッターを中軸に揃えた攻撃力の愛工大という構図で、
春季のポストシーズン(プレーオフから入れ替え戦にかけて)では本塁打を量産する活躍を見せた内原選手(愛工大)を
坂田、竹中の両投手(共に東海学園大)が散発に封じることができるかどうかが、この試合の焦点になるのではないでしょうか。

坂田尚之投手(4年 瀬戸)
社会人野球の主戦投手かのような老獪なピッチングワークで凡打の山を築く、技巧派右腕。
リーグ戦34.3イニングスで自責点3与四死球3という驚異的な成績を残しました。
差し込こめるストレートとストライクゾーンを広く使う正確無比なコントロールが持ち味。
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竹中大智投手(2年 東邦)
球威で押すタイプの印象が強かったのですが、球のキレ、コントロール共に申し分なく、
正統派のサイドハンドだと言えるのではないでしょうか。
春季はやや不振でしたが今季は最優秀防御率に輝く飛躍的な成長を見せました。
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内原伸内野手※本職は捕手(4年 掛川工業)
大一番に強いパワーヒッター。ラストシーズンも瑞穂の空に虹の輪をかけられるか。
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松岡翔馬捕手(4年 享栄)
リーグ戦最終カード(愛知東邦大戦)では左方向に強烈なホームランを放った、もう一人のパワーヒッター。
捕手としてのインサイドワークにも注目。
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ちなみに2部最下位と3部1位のプレーオフも同日開催で名商大グラウンドにて行われます。
詳しくは連盟公式サイトで確認してください。

名古屋大学-同朋大学(10/11)

10/11 愛工大グラウンド

愛知大学野球連盟2部A 名古屋大学-同朋大学(Google+)

東内悠亮内野手(4年 佐賀西)
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七原優介投手(4年 知立東)
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山口修平内野手(3年 帝京第5)
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荘岳穎外野手(1年 藤枝明誠)
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大宮新之祐外野手(3年 七尾)
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平川卓実内野手(3年 時習館)
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陶山篤紀投手(3年 関西)
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七原優介投手(4年 知立東)
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大学最後の先発マウンドとなった七原投手(翌日にもリリーフで登板したそうです)と
関西高校時代は水原や堅田らの控えとして甲子園の土も踏んでいる陶山投手との投げ合いとなった一戦。
正直に申しますと、2部Aリーグで6位の同朋大が相手ということもあり七原投手の快投に期待していたのですが、
実際にはその逆の展開になり、一試合を通じて苦しい内容の投球だったように思います。
前カードの名商大戦を引きずるような不安定な制球で、自分が見た中では一番外野に打球を飛ばされた試合だったように思います。
そういう状況でも大崩れしないのが七原投手の持ち味。外野守備陣の球際の強さに助けられながらではありましたが見事に完投勝利。
パートナーである近藤捕手の離脱(名商大戦で骨折)という窮地を1年生の岩浅捕手との二人三脚で乗り越えました。

一方の同朋大は負ければ今季の最下位が確定するという事もあったのか打撃陣が奮闘。
体ごとぶつかってくるような執念のスイングを見せる打者もおり、終盤まで七原投手を苦しめました。
先発の陶山投手もバネを生かしたような投球フォームから厳しく攻めるピッチングで試合を作りましたが、
立ち上がりに走者一掃のタイムリースリーベースなどを浴びて惜しくも敗戦投手になりました。

この日、敗れて2部リーグAの最下位が確定した同朋大はプレーオフで
2部リーグB最下位の名古屋経済大学と入れ替え戦行きへの回避をかけて戦うことになりましたが、
今季の2部リーグAは優勝した東海学園大から同朋大まで、紙一重の実力差だったように思います。

又、今年度9試合(新人戦を含めると10試合)ほど観戦した名古屋大学野球部は、
春季リーグ三割打者の平川内野手や勝負強い大宮外野手を中心に、3年生世代の野手の活躍が目立ちました。
2年生以下でも打撃の良い森下外野手や捕手として良い守りを見せた岩浅選手などが台頭し、
平井投手、森川投手と実績のある投手も揃っているので、七原投手という投打の柱が抜ける来年以降も、
チームとしてのまとまりを失わなければ充分戦っていけるのではないかと思います。
今後も名古屋大学野球部の活躍に期待したいです。

愛知学院大学-日本福祉大学(10/18)

10/19 名城大学グラウンド

愛知学院大学-日本福祉大学(Google+)

西川昇吾投手(3年 大成)
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是枝健太投手(4年 金光大阪)
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春季の覇者(愛知学院大)と秋季1位(日本福祉大)とによる対戦カードの初戦。
シンカーのような動きで大きく曲がり落ちる西川投手の魔球に手を焼きながらも中盤以降で得点を重ねた愛知学院大が逆転で勝利。
西川投手を攻略すべく、四番から九番までずらりと右打者を並べた布陣で望んだ愛知学院大の起用策が結果的には当たり、
8回裏に泉地、宮野の連打で勝ち越し点を挙げました。
日本福祉大との対戦がリーグ戦の終盤に組まれた事が愛知学院大にとっては有利に働いたのかもしれないですね。

一方の日本福祉大はボール一つ分ほどの細かい制球のズレに苦しむ是枝投手を攻め立て3点をリードし、
試合の主導権を握りかけましたが、その後に追加点を奪えなかったことが響きました。
2回表に走者一掃の2点タイムリーなどで一気呵成の流れになっていたところで、
源田選手の好守備に阻まれて後続を断たれたのがターニングポイントだったかも。

その源田選手、自分が観戦した今季3試合の中では今日が一番のパフォーマンス。
打撃では2安打2打点。1本目のタイムリーはまたしても右方向へのライナー性の打球で広角打法が板についてきました。
守備でもファインプレーを連発し、ボテボテの打球やセンター方向への打球を洗練された足運びとスピーディーな送球で捌き切りました。
素人目になりますが、現時点で全盛期の井端弘和に匹敵するようなレベルにまで到達してるような気がします。
大学野球の選手でこれだけ走攻守で毎試合魅せてくれる選手なんてそうそう現れないと思います。
プロ入りしないのは残念ですが、あと2年弱愛知県近辺で源田選手のプレーを見られることに有り難みを感じたいです。

朝日大学-中部学院大学(10/4)

10/4 KYBスタジアム

岐阜学生野球リーグ 朝日大学-中部学院大学(Google+)

齋藤弘志投手(3年 大産大付属)
圧巻のピッチングで朝日大打線を散発に封じた。東海圏最高峰左腕は今年も健在。
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武田偲遊撃手(4年 名古屋大谷)
勝負を決める走者一掃のタイムリーを放った。
ドラフト上位候補の野間外野手に負けていないような打撃を見せていました。
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岐阜学生野球リーグの天王山第一戦でしたが、打線が爆発した中部学院大がコールドで勝利。
この勢いで一気に単独首位に躍り出るのかと思いましたが、二戦と三戦を落とし勝ち点を逃しました。
これは憶測ですが、朝日大が初戦の先発に宮良投手を持ってこずに三戦目で起用したあたりからして、
初戦の負けは想定内という戦い方だったのかなと。

この直接対決を制した朝日大がリーグ優勝、2位は中部学院大という最終結果でリーグ戦は閉幕になりました。
この2チームが東海地区の秋季選手権へ進出します。
今年も岐阜の大学はかなりの戦力なので三連盟王座決定戦まで進出してくる可能性は高いかもしれません。

七原優介投手(名古屋大学)

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褒め言葉を書くのは実に難しい。

とりあえずは、史実とは思えないような豪腕伝説の生き証人になれて良かった、というのが第一声です。
これから先の事については誰にもわからないところですが、
少なくとも名古屋大学野球部にとんでもない投手がいたということは紛れもない事実です。

七原投手については、様々な評価が世に存在していると思いますが、
自分が特に凄いと感じたポイントをいくつか述べるとするなら、
「手の内を知られてる相手と対戦しても大崩れしない事。」
(大学野球で抜けた存在になると厳しくマークされて攻略されるのが一般的なところですが、
七原投手が2部リーグで過ごした4シーズンでの防御率は安定していました。)
「逆クロスの球(クロスボールの対に当たる球)にクロスボールと遜色のない力がある事。」
(右打者への内角高めのストレートで150km/hを計測したり、左打者の外角一杯に曲がり落ちるツーシームで見逃し三振を量産した事もありました。)
「突出した主体性を持っている事。」
(同じような環境でドラフト上位候補と呼ばれるまでに自分を磨き上げられる選手はそうそう現れないと思います。)
等が挙げられると思います。
「球にスピードがあるだけ」、みたいな寸評を目にしたこともありますが、少なくとも自分はそんな風には思いません。
左右どちらの打者に対しても力のある球で厳しく内角を攻められることは本格派右腕としては大きなアドバンテージであると思いますし、
この先のキャリアという事を考えると、広い球場で登板する機会が増えてくる分、
フェンスの手前で失速させられそうな球の力がより一層効いてくると思います。

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物静かな性格だという事が伝わってくるような淡々としたプレースタイルですが、
力があると認識している打者に対しては熱いピッチングを見せ、その姿からは内に秘めたる闘志を感じさせられました。
赤松、池尻(共に名商大)、内原(愛工大)、吐前(東海学園大)、長谷川(愛産大)らの、
2部リーグ上位のチームに所属する強打者達とのマッチアップで見せた攻撃的な投球は、
ルーキーイヤーの松坂大輔(古い例えですまんな)の姿を思い出すような、見るものの心を震わすものでした。

その後のキャリアで大きく飛躍していくような選手のプレーを目の当たりにしている時の観衆からは、
「今、とんでもないものを目撃しているんじゃないか?」
という熱気を帯びたような一体化した空気を感じるのですが(これは一定数の試合を観戦している人になら同意して貰えるのでは)、
ここ最近の中で自分がそれを感じたのはプロ入り前の濱田達郎、則本昴大、関根大気らが出場していた試合で、
七原投手の登板試合からも同じような空気を感じた事が何度もありました。

出だしにも書いたように、この先の事はまだ誰にもわかりません。
でも大きな期待を抱かずにはいられない存在であるのは間違いのないところです。
自分のような素人が考えるほど簡単な道では無いでしょうが、
怪我、故障等をせず、順調にステップアップしていただきたいなと思っています。

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