お久しぶりです。今週末から秋季リーグ開幕という事でブログを再開いたします。


今月上旬に行われたプロアマ交流戦についても書こうと思ってたのですが、最近ロクな写真が撮れなくて更新するモチベーションが下がっているんですよね…。 この試合を見た感じでは栗林投手(名城大学)は大学キャリアハイの状態にある可能性が高いです。 これまでのシーズンではあまりピンと来なくて個人的にはそれ程熱心にピッチングを追っていた存在ではなかったのですが、ゾーンの四つ角を突ける制球力とスケール感が増したストレートに上積みを感じます。下級生時から150km級の球速表示を叩き出せていたのは最大外旋角度の深さを生かしたスイング動作によるものだと思われますが、そこに回転動作の素早さが加わった印象があります。球質程には空振りを取れないところに課題を残していますが、あの投球をリーグ戦でも見られるようであれば今秋のドラフト会議で名前を呼ばれる可能性は高いような気がします(順位縛りがあるという話ですけども)

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最大外旋角度というのはこの動作内における前腕の角度です。
肩甲骨と胸椎の可動域を使う事でスイングのしなりに幅を持たせています。

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"回転動作の素早さ"というのは横向きの状態から正面を向く速さの事です。
左股関節を支点として両腕を狭く入れ替えるような連動が実現すればストレートに縦スピンがかかると思います。