STANDING TRIPLE

らすかわ@suzu_rasuのブログです。愛知大学野球、大学野球全般、東海圏のドラフト候補、ドラフト候補全般、投球フォーム、打撃フォームに関する記事を執筆しています。

2019年06月

プロスペクト発掘の夏①

今年も高校野球の愛知県大会が始まりました。
という事で、愛知の大学野球を盛り上げてくれるであろう、次世代のスターを発掘&紹介する記事を書いて行きたいと思います。
第一弾は安城学園高校の大谷彰吾投手です。

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一回戦の豊野高校戦で先発登板し、3回1/3を投げて6失点で降板(チームは6対7のスコアで敗戦)。
昨秋以降、久々の公式戦だった事もあってか本調子では無く、制球を乱す形で攻略されてしまいましたが、
ギアが上がった3回の投球では130km/h半ば~後半をコンスタントに叩き出し、140km/hを超える球も有りました。

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投球動作に関する寸表
ノーワインドアップから始動。片脚支持(右足がマウンドプレートに接地して左膝を上体まで引き上げている状態)での溜めが短く、ヒップファーストの動作をほぼ省いています。それによって頭部と上半身の移動が早まり、前に重心を置いた状態で踏み込んでいきます。ストライド幅(歩幅)は浅めに取り、上体を倒し込まない形でリリースします。テイクバックはコンパクトで、それ故に両肩甲骨の寄せ(胸の張り)が作れていません。フィニッシュで左脚が動いてしまう事が有り、踏み込みんだ際の反力(パワー)を重心移動へ生かしにくい面があるのかもしれません。

打者としての寸表
投手ながらにトップバッターを務めています(右打ち)。豊野高校戦は4打数1安打という結果でした。癖の無いバッティングスタイルですが、トップから振り出しにかけての「割り」があまり作れておらず、前目で引っ張り込もうという意識と合わさってボールを長く見れないタイプのような印象を受けました。球を呼び込んでセンター方向へ飛ばす事を意識すると対応力が向上しそうな気がします。

投手としての総評
チームとして春の公式戦に不参加だった事が祟ったような印象を受けました。練習試合と公式戦では緊張感も違うでしょうし、昨秋以来の公式戦だったのは分が悪かったと思われます。ピッチングスタイルとしては対角の低めに集めたり、そこの出し入れを使って組み立てるようなオーソドックスなタイプでは無く、ゾーンの上下を使って組み立てていくタイプに見えました。立ち投げ気味という事もあってストレートが高めに集まりますが、目線を下げる変化球を磨いて行けば特に問題は無いでしょう。ゾーンの中で勝負が出来る変化球を習得して、打者が振って来る状況を作れるようにする事が必須課題となりそうです。現状としては「粗削りな素材型」と言ったところです。この先での更なる活躍に期待します。


投球動作のスライドショー
大谷彰吾投手(安城学園高校)





平塚合宿二日目



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という感じで、天気予報のスクショを貼ってまで臨んだにもかかわらず、この有様でした。現地でも日体大グラウンドの試合は非公開と言われたので自粛したのですが、普通に見れたそうですね。これについてはとやかく言うつもりは有りません。ダメ元で向かわなかった自分の熱量の低さの問題です。三日目の練習試合は見れたので、それについてはまた書こうと思います。

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平塚合宿2019

酷い目に合った二日間でした・・・それについては余裕があれば後日語ります。
非関東圏在住者が無理して行くものじゃないですね。
三日目の試合しか見れませんでしたが各選手に関する所見は明日以降にでも。

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大学野球の精鋭が集結 侍ジャパン大学日本代表選考合宿・直前合宿in平塚(2019年度)



日程 (平塚市公式より)
6月21日(金) 午後1時~5時ごろ(練習)
6月22日(土) 午前9時~午後5時ごろ(練習、練習試合2試合 午前10時開始予定)
6月23日(日) 午前8時~正午ごろ(練習試合 午前9時開始予定)
※雨天等により変更する場合もあります

侍ジャパン公式
大学日本代表候補一覧

バッティングパレス相石スタジアムひらつか(神奈川県平塚市大原1-1)


6月21日(金)の天気
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6月22日(土)以降の天気
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名古屋から行く人用(※始発)
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土曜にダブルヘッダーで練習試合を行うそうですが、これはかなりの苦行ですね。お目当ての選手が序盤に登場してくれなかったら過労で倒れそう・・プロスカウトの方々って体がおかしくなったりしないんですかねぇ。心の底から尊敬しています。




大学日本代表候補選考合宿


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森下 暢仁(明治大4年)大分商 右右 180cm75kg 

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早川 隆久(早稲田大3年)木更津総合 左左 180cm 80kg

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小郷 賢人(東海大3年)関西 右右 180cm 80kg(※右肘負傷で辞退)

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望月 大希(創価大4年)市立船橋 右右 186cm 83kg(※追加招集)

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大西 広樹(大阪商業大4年)大阪商業大高 右右 176cm 80kg(※追加招集)

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森浦 大輔(天理大3年)天理 左左 175cm 70kg 

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郡司 裕也(慶應義塾大4年)仙台育英 右右 180cm 83kg 

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小藤 翼(早稲田大4年)日大三 右左 181cm 80kg 

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佐藤 輝明(近畿大3年)仁川学院 右左 186cm 92kg

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安本 竜二(法政大4年)静岡 右右 180cm 85kg

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柳町 達(慶應義塾大4年)慶應義塾 右左 180cm 72kg

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竹村 陸(近畿大4年)神戸国際大附 右右 173cm 75kg

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宇草 孔基(法政大4年)常総学院 右左 185cm83kg

撮影した事がある選手はこれだけですね。愛知からの選出がゼロなのが寂しい所です。今春で一番衝撃を受けたのは近畿大の佐藤輝明選手なのですが、全国トップ級の投手を相手にどういう打撃を見せてくれるのでしょうか。土曜日か日曜日に観に行く予定ですが、お目当ては一度も見たことが無い4年生選手ですね。津森宥紀投手(東北福祉大)佐藤 都志也捕手(東洋大)、勝俣翔貴内野手(国際武道大)はここで見ないともうチャンスが無さそうなので縁が有ると良いなぁ…。

侍ジャパン公式
選考合宿日程→2019年6月21日(金)~23日(日)
場所→バッティングパレス相石スタジアムひらつか(神奈川県平塚市大原1-1)





明治大学優勝

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2回戦(※明治大はシード校) 対福井工大 9-2
準々決勝 対東洋大 3-0
準決勝 対東京農業大北海道 5-1
決勝 対佛教大 6-1


東京六大学代表の貫録を見せる横綱相撲での優勝でした(38年ぶり6回目)。
絶対的エースの森下暢仁投手に依存する事なく、計4試合で4人の投手が登板しました。
連投起用も一度も無く、大学野球の新時代を見たような気がしました。

準優勝の佛教大(京滋大学野球連盟)は計5試合で6投手(※ベンチ入りの投手全員)を起用。




どういう意図があったのかわからないところですが、
準決勝までで3勝を挙げたリリーフ左腕の木下隆也投手とエース格の中山怜央投手を決勝戦では起用せずに終わりました。
大会期間中での先発投手による完投も2回戦(愛知工業大戦)の中山塁投手によるもののみで、
こちらも大学野球の新しい形を提示したような気がします。

私が普段観戦している愛知の大学野球でも、結果が出ているのは複数の投手を擁しているチームが多く、
エースの連投に依存しているチームは低迷している傾向にあります。これは、ある種の不可逆的な流れなのかもしれません。
フレッシュな投手で継投した方が故障のリスクが下がりますし、高いパフォーマンスを発揮しやすいですからね。
運用方法が悪かったり選手の才能に頼るだけのチームには厳しい時代になりそうです。




GOODBYE OUR PASTELS BADGE




佛教大、決勝進出!京滋大学野球連盟の歴史を塗り替えましたね。
決勝の相手は東京六大学野球連盟の明治大学です。



本当に吹奏楽で演奏されるので得点シーンに注目してみてください。
決勝戦という舞台で森下投手(明治大学)から得点する形で演奏されるものが一番重みがあるでしょうし。


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中山怜央投手(4年 奈良大学付属高校)

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木下隆也投手(2年 奈良大学付属高校)

一回戦に続いて準決勝での木下投手のロングリリーフが効きましたね。ここまでの陰のMVPです。 肩甲骨と胸郭の柔軟性が高く、それらを生かして腕を振って来るので打者の反応が遅れていますね。ボール球を振らせている理由の一つかもしれません。まだ2年生なので注目を集めそうです。



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