大阪工業大学戦(全日本大学野球選手権一回戦)で先発として登板。
7回を投げて110球5安打6奪三振4四球1自責点という結果でした。
今回は三塁側からのアングルで投球フォームを考察したい。

連続フォーム  
3S9A0441
ワインドアップ期

3S9A0442
ワインドアップ期

3S9A0443
ワインドアップ期

3S9A0444
ワインドアップ期

3S9A0445
フリーフット期(片脚支持)

3S9A0448
フリーフット期(片脚支持)

3S9A0450
フリーフット期(片脚支持)

3S9A0451
フリーフット期(片脚支持)

3S9A0452
ハンズセパレーション期(グローブと投球腕の分離)

3S9A0453
投球腕の脱力+左脚によるボールのブラインド

3S9A0454
ヒップファースト期

3S9A0455
サイドステップ期(並進動作)

3S9A0456
トップ期

3S9A0457
リリース期

3S9A0458
フォロースルー期

3S9A0459
フィニッシュ期


3S9A0460
フィニッシュ期

3S9A0461
フィニッシュ期


ランディング期(別の投球動作からのカット)
3S9A0550

最大加速期(別の投球動作からのカット)
3S9A0551

考察
ノーワインドアップから始動(2~4枚目の写真)。軸足の真上に頭部を固定した後、二段モーション気味に軽く左膝を上下させています(5枚目6枚目7枚目の写真※この動きを使わずに投げている時も有ります)。これによって打者のタイミングを外しつつ、軸足に溜めを作る効果が有るのだと思われます。左膝が胸の辺りまで上がった所で投球腕(右腕)をグローブから抜き、右腕の脱力に入ります。この際に左脚を利用してボールを隠しています。

ヒップファーストからサイドステップへ入る辺り(10枚目11枚目の写真)までは頭部を右の股関節上に残して上体の突っ込みを押さえています。この時にベルトのラインが本塁方向へ上がり、体軸の傾斜を作っています(上から叩く為の予備動作)。上体の動きとしては左腕を三塁方向へ突き出し、小指を上に向ける事で上体の開きを押さえています。サイドステップの動作では頭部を右の股関節上に残した状態で左脚を本塁方向へ伸ばしていきます(12枚目の写真)。投球腕のテイクバックはコンパクトで体側に沿うように引き上げられています。土踏まずから左足が接地して行き、トップの形に入ります。トップでは両側肩甲骨が内に寄っており(内転)上体に溜めが作れています(13枚目の写真)。

トップ→最大加速期(20枚目の写真)→リリース(14枚目の写真)で投球腕の前腕が回内→回外→回内の順で動いており上腕にかかる負担を減らしています。上体を深く倒し込む形(上体がしっかり回転している形)でリリース出来ているので打者寄りで球が離せています。それによって変化球の曲がりも打者寄りになっていると思われます。リリース付近の動作で気になるのが上体と離れるように腕が振られている事です。ストレートが低めに集まらない理由ではないでしょうか。上体の倒れ込みを腹筋で押さえて腕が上体と一つの固まりとなって振られるようになれば、もっとストレートで押して行けるようになるはずです。フォロースルー(15枚目の写真)からフィニッシュ(16枚目17枚目18枚目の写真)にかけては投球腕が体に絡むように振られており、腕への負担を逃がせています。気になるのが下半身の動きで、左股関節の伸展動作を使って体を起こし上げられているように見えますが、この際にスパイクの踵が浮いています。踏み込みによる反力を上手く使えていないのかも知れません。又、蹴られて宙に浮いた右足の裏が天を向くのが早く、右脚が三塁方向へ振られているように見えます。骨盤が横回転している事によって起こる動きです。ストレートがシュート回転する要因の一つだと言えます。

まとめ
三塁側から見た印象としては欠点の少ない投球動作です。トップも早く、スイング動作内での前腕の捻りも効果的に使えている為、故障耐性は高いのではないでしょうか。股関節が内に捻られやすい身体的特性を持っているタイプなので、この特性を昇華させられるような投球動作を習得する必要があると思われます。気になるポイントはいくつか有りますが、いずれも修正可能の範囲で致命的な欠点にはならないはずです。次回の記事では本塁方向のアングルから考察してみます。