三菱重工名古屋

大内公貴投手(三菱重工名古屋)

先日に引き続いて三菱重工名古屋の大内公貴投手(中京大学卒)について書かせていただきます。

大学生の進路⑥

今日は投球フォームの分析です。
以下、同一動作内における連続写真

投球モーション
3S9A1833
【セットポジションより始動】

3S9A1834
【力みを取る為の目線外し】
【頭部を軸足上(左足上)にセット】

3S9A1835

3S9A1836
【右膝が胸まで上がる】

3S9A1837

3S9A1838
【ハンズセパレーションが遅い】

3S9A1839
【左腕の脱力】
【軸足のパワーポジション】
【ヒップファーストを利用して右脚でボールを隠す】

3S9A1840
【グラブの小指を上に向けて肩の開きを抑える】
【上体を縦に使う為にグラブを高く上げる】
【左わき腹の収縮】
【体軸が傾き頭部が後ろに残る】

3S9A1841
【トップを作るのがやや遅い】
【左腕の肩甲骨を下げるように閉じて腕と体幹を一体化させる】
【頭部でボールを隠す】
【下半身(骨盤)の開きを抑えられている】

3S9A1842
【右腕を縦に下ろして左腕をリリースへと導く】
【脇腹の収縮が左から右へと入れ替わる】
【右足が踏み込んだ反力で骨盤が正面を向く】


3S9A1843
【左の掌が一塁側を向く】
【右脚のアクセル筋群(臀部とハムストリングス)による起こし上げ】


3S9A1844

3S9A1845

3S9A1846
【軸足(左脚)の伸展(伸ばし)と内旋(内捻り)によって骨盤が縦回転】
【スパイクの裏が天を向くタイミングを遅らせている(体が横に振られていない)】

以下、別の投球動作からの補足カット

最大加速期
3S9A1693
【右腕を縦に下ろす】
【左腕前腕を回外(外捻り)させ肘を鋭角に使う】


リリース期
3S9A1714
【縦に長く横が狭いリリース】

フィニッシュ期
3S9A1691
【背中を捕手方向へ向ける】

総評
縦に長く横に狭い、縦回転型のフォームです。 始動からサイドステップにかけて軸足の膝を過度に折らず、骨盤もほぼ後傾ません。それによってモーションにブレーキがかからず上から投げ込む為の角度も確保できます。トップのフェーズに入る辺りでも下半身の開きを抑えられており、両股関節を使って骨盤を回転させられている為、フォーム全体の横振れが起きにくいのではないかと思われます。パワーポジションからトップのフェーズにかけて高く上げたグラブを最大加速期以降で縦に長く下ろす事で上体が縦に回り(右の肩甲骨でリードする体幹の回転はあまり実現できていませんが)、真上から叩きつけるようなリリースを実現できています(左右の腕の連動性に関しては独特の使い方をしていますね)。フィニッシュ以降では左肩越しに背中が捕手方向を向き、上体が最後まで加速しています。下半身の動きとしては左脚の膝から下が外に振られず、スパイクの裏が天を向くタイミングが遅いのが特徴的で、骨盤が縦に回転している証拠だと言えます。左右の制球がまとまり、球のシュート回転を抑えやすい投げ方だと思われます。気になるのはトップを作るのが気持ち遅めに見える事で、それによって意図せず球が高めに集まる事があるのかもしれません。投手としては小柄な部類に入ると思いますが(身長173cm)ボールに縦の角度を生み出し、ゾーンの中で勝負して行ける下地を作れているフォームだと思います。社会人野球で息の長い投手として活躍して欲しいですね。




大学生の進路⑥


3S9A1692

3S9A1705

3S9A1690

3S9A1706

3S9A1708

3S9A1859

3S9A2157

中京大の強力投手陣を牽引し、神宮のマウンドを二度経験した(2016年度と2018年度)大内公貴投手は三菱重工名古屋に進むようです。3月16日に行われた東海学園大学との対抗戦では7回を投げ無失点に抑える好投を見せました。ストライクを先行させる投球で序盤から主導権を握り、要所ではコース一杯に決まるクロスファイアを投げ込んだりする等、社会人野球での活躍にも期待が出来そうでした。思えば、大内投手が大学時代に主戦投手として台頭するきっかけになったのも東海学園大戦(2017年度の秋季リーグ戦)でしたね。相性が良いのかしら。


過去記事(途中でタイトルが変わってる…)



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