STANDING TRIPLE

らすかわ@suzu_rasuのブログです。愛知大学野球、大学野球全般、東海圏のドラフト候補、ドラフト候補全般、投球フォーム、打撃フォームに関する記事を執筆しています。

愛知学院大学

サトヨシ

気が付くとすぐに更新をサボってしまう・・
最近は以前ほどアクセス数無いし、見られてる実感が無いのでやる気も出ないんですよね。

そんなことはさておき、

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4月26日の中京大学との三回戦で完封勝利を成し遂げました。

こんなに感情を表に出す佐藤良明投手を見た記憶がないのですが、
最終学年だし、心に期するものがあるのでしょう。

1年の春から3年の秋まで4度の入れ替え戦を経験(1部の最下位校として)、
チームの降格危機で無敗の投球(入れ替え戦での通算成績4勝0敗)を見せ続けて来たメンタル強者という事も有り、
今年からは背番号「10」を背負っています(主将の背番号)。

今季はここまで3試合で登板し3勝0敗、防御率1.08という文句なしの成績です。
縦に角度のあるストレートにスラーブを織り交ぜるピッチングは柳裕也投手を彷彿させます。


過去三年間の大学野球キャリアでは「残留請負人」としての役割を果たしてきた感があり、
2015年の春季を最後にリーグ優勝から遠ざかるチームの再建期を担う存在になっておりましたが、
それが本位とも思えないですし、自身の在学中に何かしらの良い結果を残して終わりたいはずですよね。

相手がある事なので必ずしも望む結果が得られる訳では無いですが、
チームに尽力してきた存在ですし「残留請負人」よりも「復活の象徴」として最終学年を終えて欲しいな、と思っている次第です。

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今季の愛知学院大は開幕週(名城大戦)から不戦敗(コロナで)という幸先の悪いスタートになり、
自動的に勝ち点1を失う形となっていますが、愛工大、中京大を続けて撃破し優勝争いに加わっています。
首位の名城大がすでに勝ち点3を挙げており不利な状況ではありますが、
チームは好調をキープしていますし、まだまだネバーギブアップの戦いを見せてくれるのではないでしょうか。

ヒップターン






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最近ツイッターでしつこく言ってるヒップターンとはこういう感じです。
身長デカくて体格無くてもホームランを量産する打者に共通する動きです。
ボールを飛ばしたければ尻を振れ。



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ちなみに中日ドラゴンズのドラフト4位・郡司選手も尻がよく振れていて骨盤が高速回旋しております。
骨盤の回旋距離そのものが長いですよね。




岡勝輝内野手(愛知学院大学)

昨秋のリーグ戦では三冠王に輝いた連盟屈指の強打者(4年生 近江高校卒)。今春も打率.370 本塁打2 打点10をマークし2季連続の本塁打王に輝きました。その打棒は大学生との対戦に留まらず、8月20日に行われた中日ドラゴンズとの交流戦でも二塁打を2本放つ活躍を見せました(4打数2安打※好守備に阻まれた長打性の凡打を含む)。全国レベルの打者と比較しても見劣る事の無い存在だと思われます。

打撃フォームの連続写真
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軸足の内側体重から始動。前重心気味で踏み出して行きますがボールと衝突するような事が無く、上手く間合いを測れています。バットを立てた状態のトップから最短距離に近いエルボーイン("上から叩く"というやつですね)の軌道でインパクトへと向かいます。インパクトまでは左の膝を張らない事でコースと緩急に対応しており、深めに取った歩幅を生かした水平回転型のバッティングスタイルと言えそうです。構えの動作で右の股関節に発生したパンツの皺がインパクトでは左の股関節に移動しており、下半身の力を上手く使えているように見えます。大まかに分類すると西武ライオンズ時代の清原和博氏に近い打ち方ですが、インパクト以降で軸足を前に寄せるように下半身を回転させるところや、引き手(左腕)側の肩甲骨を使って両肩をぐるりと回すようなフォロースルーの形は清原氏には見られないような動きで、中軸打者としては小柄な部類(170cm70kg)の体格から強烈な打球を飛ばせる理由はこの辺りにあるような気がします。

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両側の肩甲骨と胸椎が大きく動く事で豪快なフォロースルーが取れています。
軸足に重心が残らず両膝が接近するような形でインパクト出来ています。
小柄な打者のお手本と言える打ち方でしょう。


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打撃の再現性が高く、ほとんどの打席で片手フォローの動作を見せています。

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なかなか上昇気流に乗れないチーム状況ですが、4年生野手には福本勁信選手も居ますし強豪復活の狼煙を上げられるようなシーズンになると良いですね。




福本勁信外野手(愛知学院大学)

どうも@suzu_rasuです。最近全く更新していなかったのですが(高校野球の有望株についての記事はまだまだストックがたくさんあるんですけど書き切れてない)大学野球の秋季リーグ戦が始まるという事で再開します。シーズン前という事なので注目プレーヤーをピックアップさせていただきたいと思います。まずは愛知学院大学のリードオフマン・福本勁信外野手(北陸 4年)です。下級生の頃から試合に出場していた選手で好打者の評価を得ていましたが本格化し始めたのは大学4年生になってからではないでしょうか。

打撃フォームの連続写真
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今春の打撃フォームですが、軸足(左脚)の内側体重から始動して下半身(骨盤)を狭く鋭く回せています。押し手(左腕)の肩甲骨を上手く使う事で腕と上体とを一体化させ、確実性と強打の両立を図れているように思います。フォロースルーでは軸足を伸展させながら体全体でボールを押し込めており、瞬発力を利用出来ているバッティングスタイルと言えるでしょう。

ボールを見極める際の挙動が目を引くのですが、以下のような動作を会得しているのではないかと思われます。 押し手の肩甲骨と上体が一体化している為、際どい球を見切る場合でも体でバットを止められるのでハーフスイングが起こりにくいというような利点も有りそうです。
 





昨年の打撃フォーム
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昨年は始動から軸足のアクセル筋群(裏腿+臀部)を使う準備が出来ておらず、下半身が強く回らない為に両脚の伸びあがりを使ってカバーをしているような打ち方です(ヘッドステイバックの形も取れていませんね)。恵まれた瞬発力を生かし切れていない打ち方だったのではないでしょうか。押し手(左腕)の前腕を捏ねるような形でインパクトしていたような形跡も見えますし、この頃に比べると今年の打撃フォームは劇的に改善されていると言えます。

今春はコンディション不良から復帰したシーズンと言う事も有り、数字上では低迷しましたが(打率.182)、愛知工業大学戦と入れ替え戦(愛知産業大学戦)では本塁打を記録。それぞれ右方向と逆方向への当たりで広角に大きい当たりが打てる事をアピール出来たと思います。


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福本選手のもう一つの強みは進塁意識の高さで、出塁すれば高確率で本塁まで生還してきます。大学時代の源田壮亮選手には及ばずとも、攻撃面に関しては近い感じのものを持っている選手です。最終シーズンを良い形で終えて次のステージへ向けての弾みをつけて欲しいです。




ReBORN

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昨春の1部2部入れ替え戦でチームの降格危機を救った元スーパー1年生がまたしても大仕事をやってのけました。初戦を落として迎えた対中京大学二回戦で先発投手として登板。9回完投2失点6安打7奪三振3四球という内容で勝利投手に。最速140km/h超のストレートに多彩な変化球を織り交ぜるスタイルですが、この日はストレートに近い球速帯で変化するシュート系の球が特に効果的でした。右打者内角、左打者外角のどちらに対しても決め球として使えるような威力と切れで、今後対戦する他校にとっても驚異の球種となりそうです。

この勢いに乗った愛知学院大学は翌日の三回戦も制して勝ち点を挙げました。言い方が悪いかもしれませんが、昨今の戦いぶりからは想像もつかないような結果が続いた開幕カードだったと思います。二回戦で先発した佐藤投手を翌日の三回戦でも先発起用する辺りに戦力層の薄さが垣間見えてしまいますが、この日の最終回に11得点の猛攻を見せたように、今までとは一味違うチームになっている可能性があります。雌伏の期間が続いていましたが、ついに鬱憤を晴らす時が来たのかもしれませんね。




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