STANDING TRIPLE

らすかわ@suzu_rasuのブログです。愛知大学野球、大学野球全般、東海圏のドラフト候補、ドラフト候補全般、投球フォーム、打撃フォームに関する記事を執筆しています。

中京大学

【愛知大学野球連盟】高木快大投手(中京大学)

1年生にして大事なところを任される事が多く、次代のエース候補としての片鱗を見せましたね。

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こうやって並べてみると↓
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やっぱり似てるでしょ?身体的な特徴が近いんじゃないですかね。
140km/hそこそこのストレートでも全然打たれないし、球の回転効率が良いんでしょうね。
ボールの質も森下投手に近いんじゃないでしょうか。

まだ小柄で線が細いので(これは高木君の話)、心許なく見えますけど、「ここで踏ん張らないとチームの状況が悪くなる…」
という場面で起用されても、きっちり抑えるんですよね。結構、ハートは強いんじゃないですかね。

【愛知大学野球連盟】中京大学・三浦大輝投手は西武ライオンズへ




今更ですけど今年のドラフトを振り返ります。愛知大学野球連盟からは二名の選手(三浦大輝投手、澤井廉外野手※共に中京大学)が指名されました。

今年の愛知は人材が豊富だったと思います。その状況でも二名しか指名されない辺り、プロ入りのハードルが高くなっているのを実感します。

三浦大輝投手は育成3位での指名になりましたが、支度金350万円+年俸400万円とのことで、
下手に社会人野球へ進むより好待遇に思えますね。
社会人野球に進んでも、短期間で勇退するケースも多いですし、これだけお金がもらえるならプロに挑戦する価値はありますね。

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ここからは技術的な話を

以下の画像を見てもらうとわかりますが、三浦投手ってトップで突っ込み気味なんですよね。
(重心が左半身寄りになるのがやや早いという意味です)

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投げ終わりを見ると、大股で歩くように重心移動し、身体の正面と背面をクルンと入れ替えてるんですよね。
(三塁側から見て"CHUKYO"の胸ロゴと背番号が入れ替わるという意味です)
トップで身体を斜めに割けない投手の場合、この投げ方にするのは"有り"に思えますね。

今年見た中では、中央大学の西舘投手、創価大学の菊地投手が、そんな感じの投げ方でした。

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上原浩治さんがこの系統の先駆けですよね。


正直、今年より、去年の三浦投手の方が良い投球をしていた印象がありますけど、
ストレートの回転数が2800回転を超えるという都市伝説もありますし、
プロでどうなるのか注目して行きたいですね。

ストレートはシュート系の回転が加わってるタイプですが、スライダー系の変化球よりも
落とす球と組み合わせている時の方が三振を取れている印象があります。



時習館高校から中京大学という異例の経歴で話題になった投手でしたが、
(偏差値的にだいぶ落としてまでプロ入りを狙ったという話です)
その執念が実を結び、一つの成果を挙げました。

【愛知大学野球連盟】磯貝和賢投手(中京大学)

実績面での裏付けに欠けるものの、スケール感はドラフト上位クラス。
大学最終学年での飛躍に期待がかかる磯貝和賢投手(中京大学)の投球フォームです。
※大学2年の秋季シーズンに撮影したものです。

フォーム解説要りますかね?

とりあえず連続写真だけでも。

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【愛知大学野球連盟】ルーティーン



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澤井廉選手(中京大学)です。

今秋から謎のルーティンを行うようになりました。これは一体何なのだ。
このルーティンの効果もあって(?)愛工大戦では二試合連続でホームランを放ちました。

ホームランを打ちたい人はあやかりましょう。

ネクストバッターズサークル~澤井廉編~

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乱闘に備えている…訳では無く、左半身をぶつけるように球を捉える意識なんでしょうね。

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打席でのスイングと同じような素振り。
「肩甲骨が一番大事」と言っているのは右脚を引き上げる動作からも伺えますね。
左肩甲骨が上方回旋し、右肩甲骨が下方回旋しています。

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今のところドラフト1位候補に名前が挙がっていますね。
開幕戦での二打席連発を見た時は「ついに手が付けられなくなるのか…」と思ったりしましたが、今のところあれが2022年のキャリアハイで終わっています。
ここ2試合は復調気味なので、春季のうちにもう一発ぐらい放って欲しいですね。



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漢人友也投手(中京大学)投球フォーム



今季から一戦目の先発を任されている漢人友也投手(中京大学)の投球フォームについて私見を述べて行きます。

連続写真によるフォーム分析

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ワインドアップモーションから始動します。

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腕から体幹をリードした後、脚が動き出します。

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左脚でボールを隠しながら両手を割ります。この時に左膝が胸に当る高さまで左脚を上げています。
右脚に体重が乗りやすくなりますし、下半身をダイナミックに使ってステップに入る事が出来ます。

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左膝を胸まで上げた状態のまま右手を下ろします。

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右手を脱力させて「ヒップファースト」の動作に入ります。頭はそれほど右脚側に寄せていません。
グラブを三塁方向へ突き出し、右脚に体重をかけながらステップに入ります。

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グラブを三塁側へ突き出したまま、左脚が内側に捻られ「くの字状態」になります。
左半身に壁が作られるので、右脚に体重がかかった状態でステップして行けます。
右の股関節、右の臀筋を使えていますし、ほぼ理想的なステップ動作ですね。

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下半身が開かず、左手も高い位置に置いた状態でトップに入ります。
右脚が突っ張っていませんし、体重移動でリリース出来そうな形になっています。

概ね理想的な形ですが、頭が左半身(左脚)に寄るのが早いように見えます。

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低く沈み込むようにリリース。右膝がマウンドに接地します。
この際、両膝が深く折れており、体重移動の観点からすると気になる形ですが、
椋木蓮投手(オリックス)もこんな感じですし、似た感じの球筋になっているのかもしれません。

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両膝の伸展がやや遅れていますが、右の肩甲骨をキャッチャーへ見せるようにして上体を回し切っています。
上体に絡むように腕が振れているので、変化球でも腕が緩みにくいと思われます。

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ここで骨盤が縦に回り、体が起き上がってきます。

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スパイクの刃が上を向き切らないまま体重移動します。
下半身を使い切るという点においては課題があります。

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左股関節で体を前に送ってフィニッシュ。
下半身の使い切りに、課題を残しますが上体でカバーしようという意図が見える投げ方です。
フォームのイメージと球質にギャップが無く、浮き上がるような快速球を投げ込んで来ます。

まとめ

最速150km/hとの事ですが、試合では130km/h後半から140km/hを超えるぐらいが平均球速で、MAXは145km/h付近と言った所です。

ただ、ネット裏からの体感速度は他のドラフト候補と比較しても秀でており、モーションのキレも合わさって見映えのする球を投げています。

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低く沈み込み、肘から先を立てるようなリリースモーションです。
こういうリリースモーションに対して否定的な意見も目にしますが、肘を立ててる分、ホップしやすくなりますし、低い位置から伸びてくる分、打者が苦にする球筋になりそうです。

平良海馬投手が活躍した事で、この手のタイプは評価されるような気がしますね。
昨年、オリックスから1位指名された椋木蓮投手もそういった点を買われたのだと思われます。

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肘の使い方も良く、この辺りでもプロ受けしそうです。

球筋に特徴のあるストレート、ブレーキの利いた絶対的なチェンジアップ、このツーピッチでもある程度凌げそうですが、決め球にもなるカーブと曲がり落ちるスライダーも持っています。

緩急が使えるので先発投手としても行けそうですし、スタッツ以上に評価されそうな投手に思えます。
4月19日現在、14回1/3を投げ奪三振14与四球2とK/BBも優秀です。このピッチングが続けばドラフト指名は有力ではないでしょうか。

怪我、故障する事無く、秋までアピールし続けて欲しいですね。





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澤井廉、二打席連発

開幕週はコロナの陽性反応で欠場。二週目からの登場となりました。 愛工大の153km/h右腕・中村投手を相手に二打席連続アーチでド派手にアピールしました。



今季初打席となる1打席目。148km/hストレートをバックスクリーン中腹にぶち当てる超特大アーチ。
過去に対戦経験がある投手とはいえシーズン初戦の一打席目、それも初球からタイミングばっちりなのは規格外ですね。

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二打席目はフルカウントまで行ってから、127km/hの変化球を前で拾って右中間へライナーで放り込みました。
今までだとチェンジアップで仕留められる事が多かったんですけど、スイングキャンセルが上手くなって際どいところはバットを止めて来ますね。
ストレートは軒並み後ろへのファールにしますし、ゾーンを広く使ったり、前後で崩すしか無さそうですね。

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前に誘うような球でもほとんど並進せず、後ろに重心を残したまま打って来ます。 カットボールやツーシームで交わすのが難しいタイプです。
インパクトで背中が強く反りませんし、腹筋が縮むときの作用でボールを捉えるスイングに見えますね。

ドロップカーブを低めで使いつつ、チェンジアップでも前に誘いだせると崩せそうですが、 そんな組み立て方をする大学生なんてほぼ見ないしなぁ…(笑)

いきなり2本塁打を打ったからと言って、これからも打ちまくるかと言われたら、難しいところですが、今が過去一の出来にある事は間違いない気がします。 これまでとは雰囲気が全く違いますね。

この試合はここから見れますよ。



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