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10月20日に行われた3部リーグ1位校決定戦・プレーオフにて名古屋大学の松田投手と投げ合った愛知淑徳大学の森弘明投手(3年 名古屋高校卒)です。7回に同点本塁打を浴びるまでは完全な勝ち展開でした。角度のあるストレート、中速域のスライダー、縦にドロンと曲がる緩い変化球等が持ち球。ストレートには力が有り3部リーグの中では抜けた存在の投手です。


投球フォーム
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セットポジションから始動

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目線を切る→〇

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グラブと投球腕の分離が早い(山岡泰輔、岩隈久志タイプ)→〇
軸足の膝が折れるのが早く、軸足上に頭部がセットされない→△
左膝が腰までしか上がらない→△


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投球腕の脱力が完了→〇

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小指を上に向けたグラブを真っすぐに突き出してターゲッティング→〇

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軸足の外旋をキープ→◎
頭部が右股関節上に残る→〇
もう少し体軸に傾きを作りたい→△

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グラブが下がる反作用で投球腕が上がり出す→〇 
右腕がやや深く背中に入る→△
左膝を折る事で左足の着地を遅らせる→△
軸足の内旋が甘い→△

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投球腕の前腕が回内し、親指が掌の中に入るフィニッシュ→◎
上体が回転し切り、捕手方向へ深く倒れ込む動き→◎


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右脚が三塁方向に振られない形での重心移動→◎
右肩を捕手方向へ向ける→◯

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スパイクの裏が天を向く→〇

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左股関節で上体と右半身を本塁方向へスライド→〇


リリースの打点が高く、下半身で押し込んでいけるフォーム

ワインドアップの動作から見て行きます。軸足で真っすぐ立たずにいきなり膝が折れ始めます。左膝があまり高く上がらない事もあってステップへ向けての準備はやや不十分でしょうか。ヒップファーストからステップにかけては四股を踏むような形で軸足が使えており動作全体の突っ込みを押さえつつ股関節のシフトチェンジへ向けた溜めが作れています。ステップ→ランディングの辺りでは左膝を折りながら着地までの間を設けていますが、これは独特の動きで他の投手ではあまり見られません。開きが早く横を向いている時間が短いので軸足の内旋が不十分な形で着地してしまいます。その為に地面反力による左股関節の内転動作は甘くなってしまうかもしれません(下半身が鋭く回らない)。ランディング→トップにかけての動きでは投球腕がやや背中に入り込むのが気になります。胸椎に硬さがあるのか胸はあまり使えていませんが左腕で引き込むような上体の回転が出来ており、打点の高いリリースを実現できています。着地からリリースへ向けた下半身の動きとしては骨盤が縦へ回る為、軸足が三塁方向へ振られません。両サイドへの投げ分けについては然程苦しまないような気がします。

体格も良く、上から叩けるフォームなのでまだまだ上を目指せる存在だと思います。自らの資質に気づいて追い込んで行けば、もっと名が知られる投手になれると思います。

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軸足が三か所伸展した状態でリリース出来ています。真上から投げ下ろせるのも強みです。

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