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らすかわ@suzu_rasuのブログです。愛知大学野球、大学野球全般、東海圏のドラフト候補、ドラフト候補全般、投球フォーム、打撃フォームに関する記事を執筆しています。

第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦

トヨタ自動車-名城大学(2015-3-15)

え

東海社会人・愛知大学野球対抗戦は2試合観戦いたしました。
言うまでもなく実力は社会人野球の方が上でしたが、
大学側にも個のポテンシャルという面で社会人に肉迫する選手はチラホラ見受けられました。
トヨタ自動車-名城大学戦で目立ったプレーをしていたのは、
野田賢志遊撃手(4年 愛知啓成 右投左打167cm67kg)、
島村諭史投手(4年 桑名工業 右投左打 180cm 65kg)の二人。
野田遊撃手は回転数の多いフットワークを基調とした守備範囲と
4-6-3の併殺を完成させる際の一連の動きが素晴らしく、
与えられた守備機会ではパーフェクトのパフォーマンスを発揮しました。
好機で凡退した打撃面に磨きをかければリーグ戦のベストナインを狙える選手だと思います。
島村投手は終盤に中継ぎで登板。
フォームやピッチングに洗練されたものはそれほど感じなかったのですが、
威力のあるストレート(ミットを叩く音がトヨタ自動車の上杉投手と同じでした)と、
打者の内側に切れ込むスライダーが非凡でした。
リーグ戦でどのぐらい登板のチャンスが与えられるかわかりませんが注目したい一人です。

一方、社会人側のトヨタ自動車で群を抜いて目立っていたのが、
小島宏輝右翼手(愛工大名電-早稲田大 右投左打 177cm77kg)。
広い守備範囲と球際の強さで安打性の当たりをことごとく消し、
先発の藤田投手に好リズムをもたらしました。
又、攻撃面では猛打賞、2盗塁をマーク。
この選手が居るのと居ないのとでは別のチームになってしまうのではないかというほど、
圧倒的な存在感を放っていました。


島村諭史投手
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トヨタ自動車-名城大学(flickr)

高木祥宏選手(名城大学)

トヨタ自動車戦(第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦)
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東邦高校時代は松井聖(中部大)三倉進(早稲田大)と共にクリンナップを形成していた選手。
先日行われたトヨタ自動車との交流戦では4番打者に抜擢され、
相手の好守に阻まれたものの右中間に角度の付いた長打性の当たりを放ちました。
高校時代のチームメイト達も進学先では1年生時からスタメンを奪う活躍を見せています。
DeNAベイスターズ入りした、同期内で一番出世の関根大気選手もプロ2年目にして開幕一軍入りという話。
関根選手に負けないような活躍を高木選手にも期待したいです。
(2年 東邦)

河合完治選手(トヨタ自動車)

名城大戦(第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦)
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野間峻祥選手(中部学院大→広島カープ)にそっくりなバッティングフォーム。
チャージ力のある二塁守備は今すぐプロで通用しそうなレベルにあるので、
打撃面でもアピールして秋には朗報を聞かせて欲しいところです。

上杉芳貴投手(トヨタ自動車)

名城大戦(第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦)
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昨春の大学選手権での田中正義投手(創価大)を思い出すかのような圧巻の投球を披露。
本人が望めば今頃はNPB入りしていた投手なので流石に桁が違いました。
破壊的な音を立ててキャッチャーミットを叩く重量感のあるストレートは常時145km/h前後をマーク。
この上杉投手以外にも、佐竹投手、藤田投手らが名を連ねるトヨタ自動車の投手層はNPBに匹敵するレベルなのでは?

浅田将太投手(名城大)

トヨタ自動車戦(第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦)
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投げるセントラルタワーズとでも形容したくなるようなタイプの本格派右腕。 
左打者の外に威力のある球で勝負できるのが強み。
 (4年 愛知啓成) 

源田壮亮選手(トヨタ自動車)

名城大戦(第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦)
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この日は9番打者としての出場。右中間を破るスリーベースを放つ活躍を見せました。
野手の正面への当たりでしたがセンターへもライナー性の当たりを放つなど、
お決まりのように逆方向寄りのシフトを敷かれていたのが遠い昔のことのように思えてきます。
社会人ナンバーワンリードオフマンの小島選手からトップバッターのポジションを奪うような更なる進化に期待。

【第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦】王子-愛知大学(2015-3-14)

西川拓馬投手(3年 大府)
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長岡宏介投手
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中川誠也投手(4年 伊勢工業)
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宮崎啓祐投手
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オープン戦という事を差し引いても遊撃守備や捕手の力量等に差を感じました。
球数が増えてからも投げられるコースと球種に余裕を残している長岡投手の奥行きのある投球や、
威圧するような速いテンポで主導権を握る宮崎投手のパワーピッチなど、
大学野球ではなかなかお目にかかれないようなレベルの投手が揃っていて見ごたえがありました。
愛知大学としてはスコア(愛知大1-3王子)以上に苦しい試合内容だったと思いますが、
西川、中川の両投手が社会人の打者を相手に好投を見せて試合を作りました。
来年度が大学最終学年になる中川投手はピッチングの上手さに拍車がかかってきており、
硬式社会人野球から声がかかってもおかしくないような投手になりつつあるような気がします。

【第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦】王子-愛知大学(2015-3-14)

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