河野竜生投手(JFE西日本 鳴門高校卒3年目)
174cm 75kg 左投げ左打ち
ゾーンの四隅に散らすストレートにスローカーブを織り交ぜる緩急を生かした投球が持ち味。
2019年度のドラフト会議における社会人ナンバーワン級と目されている実戦派左腕。
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— デイリースポーツ (@Daily_Online) 2019年3月11日
※愛知県のアマチュア野球、それも大学野球(+かつて大学野球で活躍した選手)について語るブログだと思っているのですが、
スポニチ大会を観に行ってきたので全国出張版という形で今年のドラフト候補選手について書いてみたいと思います。
第一段は河野竜生投手(JFE西日本)のフォーム分析です。
【頭部を左股関節上に残す】
【軸足(左脚)の膝が内に入る(内旋)のを我慢】
【右脚を内に大きく捻り「くの字型」に】
【早めのトップ(左手を頭の後ろでセット)】
【軸足(左脚)の股関節が内へ捻られて伸びる(伸展)】
【股関節のシフトチェンジ(左股関節に作られていた皺が右股関節へ移る)】
【グラブを胸で抱える】
【骨盤の縦回転】
【パワーポジション】
【両腿を寄せる】
スポニチ大会を観に行ってきたので全国出張版という形で今年のドラフト候補選手について書いてみたいと思います。
第一段は河野竜生投手(JFE西日本)のフォーム分析です。
以下、同一動作内での連続フォーム
(写真だけでは伝わりにくい部分も有りますが特徴的な個所を羅列します)
【左腕の脱力】(写真だけでは伝わりにくい部分も有りますが特徴的な個所を羅列します)
【頭部を左股関節上に残す】
【軸足(左脚)の膝が内に入る(内旋)のを我慢】
【右脚を内に大きく捻り「くの字型」に】
【早めのトップ(左手を頭の後ろでセット)】
【軸足(左脚)の股関節が内へ捻られて伸びる(伸展)】
【股関節のシフトチェンジ(左股関節に作られていた皺が右股関節へ移る)】
【グラブを胸で抱える】
【骨盤の縦回転】
以下、別モーションからのカットによる補足
ヒップファースト期
【パワーポジション】
【両腿を寄せる】
ランディング期
【トップで上体と下半身とに割れが起こる】
【トップで左腕が内旋&回外】
【最大加速期初期で左腕が外旋&回外】
【最大外旋位で左半身が「C」の形に】
【右足でマウンドを捉えた反力で右股関節が骨盤を押す】
【左足の甲がマウンドを捉える】
リリース期
【トップで左腕が内旋&回外】
【最大加速期初期で左腕が外旋&回外】
【最大外旋位で左半身が「C」の形に】
【右足でマウンドを捉えた反力で右股関節が骨盤を押す】
【左足の甲がマウンドを捉える】
リリース期
【上体の回転が減速し球を捕手寄りで離せない】
【軸足のアクセル筋群(尻と裏腿)が伸びて骨盤を押す】
【骨盤が正面を向いた状態でのリリース】
総評【軸足のアクセル筋群(尻と裏腿)が伸びて骨盤を押す】
【骨盤が正面を向いた状態でのリリース】
体を縦に使う要素の少ない横回転型に分類されます。トップを作るのが早く、重心移動時の溜め動作もベストに近い形で実現できており、実戦派らしさを感じさせるフォームです。左肘をコンパクトに畳みながら腕を振り、手首を立ててリリースしています。下半身の動きとしても骨盤を縦に狭く回転させてフィニッシュ出来ているので(両股関節を使って骨盤を回せています)両サイドへの投げ分けに不安が有りません。河野投手の投球フォームで最も特徴的なのが始動から片脚支持(左脚一本で立つフェーズ)までの「ゆったりとした溜め」ではないでしょうか。それ以降の動作を素早く行う事で動作に緩急を付けられており、対峙しにくいような印象を与えています(当然ですがクイックモーションの時には見られない動きです)。フォームの中で一点だけ気になるのが、テイクバックが外旋型(コンパクトな形)という事も有り、肩甲骨の開け閉めをする動き(外転と内転)が小さく、胸郭(胸を張る動作)を然程使えていない事です。その為、右肩甲骨でリードするように上体を回す動作をそれほど実現出来ておらず(トップからリリースにかけて上体の右半身を縦に長く使えていない)、スイング動作(腕を振る動き)の減速に入るのが早くなり、やや合わされやすいタイミングでリリースしています。リリースで左腕の手首が立っている事も有り、ホップ成分の強い球質であるように思われるので、不調時は外野まで飛ばされるようなケースが増える事が予想されます。そう言った意味では広い球場をホームとする球団で能力を発揮できるタイプと言える気がします。ただ、腕を振ってスローカーブを投げ込めるという強みがあるので、ある程度は対処出来るのかもしれません。派手さは無いですが息の長い活躍が見込める、文句無しのドラフト上位候補でしょう。