打撃フォーム連続写真①
ノーステップ打法です。
気になるのが右の脇腹に側屈が入らない事です。
両側肩甲骨に上方回旋も下方回旋も起こりません。
スイングの初動として、地面反力を得ながら、体幹を使って振り出したいところですが、
そのような感じにはなっていません。
リンク先の記事では、押し手(左打ちなら左腕)の動きにしか触れられていませんが、
引き手(左打ちなら右腕)の肩甲骨も下方回旋→上方回旋という流れが動かす必要があります。
ステイバックの形を取らず体の左側を回転軸にしています。
高めのコースを長打にするタイプでしょうか。
後ろ大きく前小さくのスイングです。
トップからインパクトまでのパワー発揮で飛ばすタイプですね。
打撃フォーム連続写真②
先程も触れたとおり、肩甲骨の垂直回転が起こっていません。
ヘッドを走らせて体の近くで強く叩く為には取り入れたいところです。
この打席もヘッドが体から離れる振り出し方になっています。
後ろを大きく取りたいのだと思われます。
左の脇腹が縮まず、右腕での引き込みが甘いように見えます。
振り出しで体からヘッドが離れたこともあり、バットが潜っています。
振り出しで後ろを大きくするのは悪い事ではないと思います。
体幹(肩甲骨や脇腹)を使って操作性を高めたいですね。
引っ張り込む打撃が得意なものの、やや開きやすく、
外角低めの見極めにも苦労する、そんなタイプでしょうか?
両腕前腕の返しを使うフォースルーです。
運動連鎖的には理にかなってるように見えます。
雑に分類すると村上宗隆や前川右京タイプです。
まとめ
最近流行のバレル打法という感じではなく、一昔前の打ち方に見えます。
技術的には然程、際立つものが無いので、プロで色々手を加えてみたいと思われるかどうかでしょうか。
技術的に粗があっても、プロから指名される人はいるので、
何かしら訴えかけるものがあれば評価は得られるはずです。
左のパワーヒッターは需要がありますし、名前が挙がって来る事期待します。
ちなみに、確実性と長打力を併せ持つスイングについては、以下の本が参考になります。
三塚選手は吉田正尚や柳田悠岐のようなタイプではなく、村上宗隆、ブライス・ハーパー辺りがお手本になるかと思います。
意識するのは、後ろ小さく前大きくよりも、後ろ大きく前小さくの打ち方ですね。
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