夏の甲子園中止から一夜…享栄・上田洸太朗投手がプロ志望表明 無念の思いも告白「今は気持ちの整理がついていない」 https://t.co/AFI5zt1uft
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) May 21, 2020
184センチ、94キロの体格には、伸びしろがいっぱいに詰まっている。昨秋の近畿大会で準優勝し、センバツに出場予定だった大阪桐蔭を3月の練習試合で4安打完封。その試合で自己最速となる143キロをマークした。これで、スカウト陣の注目度は一気に増した。(中日スポーツより引用)
偉大なOBである近藤真市さん(現中日スカウト)をほうふつさせる左腕は「歴代のOBで、近藤さんは必ず名前が挙がる。プロで近藤さんを超える投手になりたい」と言い切った。甲子園の先にある夢に向かって、すぐに走りだすつもりだ。(中日スポーツより引用)
「安易に大物OBと比較するとか、読み応えの無い記事だなぁww」って軽く思ってしまったんですけれどもYouTubeで近藤真市さんのフォームを見た感じ、これは本当に似てますね(中日スポーツ様すいませんでした)。
去年の夏に上田投手が登板している試合を二度ほど観戦しておりまして、そのうちの一つが大成高校戦だったのですが、一昨年の夏に愛工大名電と互角に打ち合った大成高校の打線が文字通り"沈黙"する内容で(上田投手は途中で降板しましたが継投で5回を完全投球)、当時まだ2年生という事もあって「末恐ろしい投手だな」と思わされたりしました。
今まで見た投手の「誰に近いか」と言われたら高校2年当時の浜田達郎投手(愛工大名電→中日ドラゴンズ)だと思います。浜田投手と同じく、ガン表示以上の圧を感じる"鉄球ストレート"と試合を作れる実戦力を兼ね備えている本格派タイプのサウスポーです。
この日の試合は愛知大学野球の1部リーグのメイン会場として使用されているパロマ瑞穂球場で開催されたのですが、今まで見て来た数々の大学生投手と比較しても見劣りせず、「今投げても大学野球で勝てるのでは?」と思わされるような素晴らしいピッチングを見せてくれました。大阪桐蔭高校を抑えた事実にも納得させられるものがあります。
投球動作が粗削りなので、プロ側からそこをどう見られるのか?という感じになりそうですが、意識も高そうですし、最終学年でのパフォーマンスにも期待が持てそうです。ここまで注目されているようだと、仮に指名漏れしても愛知の大学には進学し無さそうなのが残念ですね(私情を挟んだ発言)。