今更ですけど今年のドラフトを振り返ります。愛知大学野球連盟からは二名の選手(三浦大輝投手、澤井廉外野手※共に中京大学)が指名されました。
今年の愛知は人材が豊富だったと思います。その状況でも二名しか指名されない辺り、プロ入りのハードルが高くなっているのを実感します。
三浦大輝投手は育成3位での指名になりましたが、支度金350万円+年俸400万円とのことで、
下手に社会人野球へ進むより好待遇に思えますね。
社会人野球に進んでも、短期間で勇退するケースも多いですし、これだけお金がもらえるならプロに挑戦する価値はありますね。
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ここからは技術的な話を
以下の画像を見てもらうとわかりますが、三浦投手ってトップで突っ込み気味なんですよね。
(重心が左半身寄りになるのがやや早いという意味です)
投げ終わりを見ると、大股で歩くように重心移動し、身体の正面と背面をクルンと入れ替えてるんですよね。
(三塁側から見て"CHUKYO"の胸ロゴと背番号が入れ替わるという意味です)
トップで身体を斜めに割けない投手の場合、この投げ方にするのは"有り"に思えますね。
今年見た中では、中央大学の西舘投手、創価大学の菊地投手が、そんな感じの投げ方でした。
深く割って、それを戻す時のエネルギーを使う投げ方では無いので、ちょっと突っ込み気味になって、最後に身体の正面を一塁側へ向ける。 pic.twitter.com/FL6ZbRMn8j
— らすかわ (@suzu_rasu) December 5, 2022
上原浩治さんがこの系統の先駆けですよね。
正直、今年より、去年の三浦投手の方が良い投球をしていた印象がありますけど、
ストレートの回転数が2800回転を超えるという都市伝説もありますし、
プロでどうなるのか注目して行きたいですね。
ストレートはシュート系の回転が加わってるタイプですが、スライダー系の変化球よりも
落とす球と組み合わせている時の方が三振を取れている印象があります。
時習館高校から中京大学という異例の経歴で話題になった投手でしたが、
(偏差値的にだいぶ落としてまでプロ入りを狙ったという話です)
その執念が実を結び、一つの成果を挙げました。