2部リーグの投手からは唯一の選出となった愛知東邦大の小林弘郁投手。
(愛知2部リーグどころか全国的に見ても3本の指に入る大学生左腕の某投手がなぜか入っていませんね)
春季リーグは2試合の登板に留まりましたが至学館大の夏目旭投手に投げ勝つ等、シーズン前の評判を上回る投球を見せました。
春季リーグでの投球を見た感じでは、全国レベル(大学選手権出場校の主戦級)の力を持っており、
ドラフト3位以下なら社会人入りと言われている神奈川連盟の某投手との比較で言うならば、
キレ、変化球の質では劣るもののその他はほぼ互角、制球では小林投手が優っているという印象です。
リリース時に左脛が地面にベタ着けに近い状態になるフォームという事で球にウエイトが乗りにくいのか、
物凄いボールを投げるという感じではないのですが、平均138km/h最速144km/hというバラつきの少ないスピード能力を誇り、
要所では相手打者のバットをへし折ります。その能力以上に際立っているのが制球力で、
内外の低め一杯に決めるコーナーワークを基軸に左右どちらの打者からも欲しい時に三振が取れます。
将来像と言った部分でのスケール感であったり交わしきる老獪さと言った面ではまだが物足りませんが、
中継ぎやバックアッパー的な役割でなら上の世界でもやっていけるような可能性を感じます。
若手左腕の台頭著しい某関東セリーグ球団のスカウトが岐阜リーグ(吉川尚輝)の視察をパスして見に来てた事もあったので、
最終アピールに成功すればドラフト本指名も夢じゃないのかも・・・
秋季リーグ最終週まで故障する事なく存分にアピールできる事を願っております。