セットポジションから始動します。
グラブを顔の位置でセットします。
左の脇腹を空けて、右脚を真っすぐ引き上げます。
二段モーションを採用しているので一度右脚を下ろしますが、
再度右脚を引き上げる為に上体を二塁側へ傾けています。
二塁側へと上体を傾けて右脚を引き上げているのですが、
"右の脇腹を縮める意識"、もしくは"左肩と右の腰とを斜めに結ぶラインを縮ませる意識"
このどちらかを取り入れると、体幹を使った投球動作に持ち込みやすいように思えます。
"右の脇腹を縮める意識"についてはサイドニーアップの要領ですね。
反対側の脇腹を縮めると片脚立ちが安定しますし、軸脚の尻に効かせやすくなります。
【4年春で初勝利!】
— BIG6.TV (@big6_tv) April 16, 2022
開幕投手を託された #荘司康誠 (④新潟明訓)が待望のリーグ戦初勝利を記録。
投げては7回1失点5奪三振。打っては2回に先制HRと投打で勝利に貢献した。#big6tv #六大学野球 #立大 #新潟明訓 pic.twitter.com/ZKF0lVv5lM
立教大の荘司投手は左の脇腹を使った二段モーションを採用しています。
名城大の投手陣もこの二段モーションを採用していて、キレのある投球モーションになっています。
開きが遅れて突っ込みにくくなりますし、ステップの入りから体幹の筋肉を使えます。
おまけに地面反力まで得られるようになるので出力アップに繋がります。
ここで右の脇腹を使えると良いかもしれません。
(合う合わないはあるかもしれませんが)
上体の正面で両手を割ります。
左腕という事もあってか、ヒップファーストの傾きは浅いです。
あまり後ろに残したくないのかもしれません。
ここからは右の脇腹が縮んで、腰のラインが右上がりになります。
グラブを捕手側に突き出し、右脚を内股にしてステップ。
右半身に壁が出来ますし、腰のラインが右上がりになる事で着地の粘りに繋がります。
右脚が開いて左脚が伸びます。
着地寸前のフェーズですが、やや頭が捕手側へ向かうのが早いように見えます。
右足の爪先からマウンドへ接地し、左手が左肩のラインまで上がります。
トップが遅れにくく、腕に負担がかかりにくい投げ方になりそうです。
右の股関節に体重移動をしながらリリース。ボールに体重が乗るベストな形です。
最速145km/hとの事ですが、ズシリと重い体感速度のストレートを投げます。
スムーズに体重移動出来ているからでしょうね。
左脚が横に振られず真上に上がってきます。
右膝が伸びて骨盤が縦に回り、左足の裏が真上を向きます。
動作が滞らずに、勢いにのったままフィニッシュへ向かえます。
グラブを後方や真上に流さず、左腕が上体に絡む形でフィニッシュ。
変化球でも腕が緩みにくく、腕への負荷も逃がせています。
左半身を真っすぐ前へと送り、右股関節を使い切った投げ終わりです。
出力も制球力も高い投手ですが、その理由が頷けるフォームです。
セットポジションから片脚立位の所で一工夫入れるだけで更に良くなりそうに見えます。
最速150km/hまで伸びてもおかしくないですね。
後日、加筆します。
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