11月20日の名古屋高校戦(愛知県大会決勝)より。中部大春日丘はこれで8連覇だそうです。
自陣ゴールライン前での驚異の粘り、ラスト15分でのスタミナ、ここで試合の明暗を分けた感じですね。
撮影モード→絞り優先AE Tv(シャッター速度)→1/4000 Av(絞り数値)→f7.1
露出補正→-1/3 ISO感度→1000
フィールド上の何処にレンズを向けるかで日照条件が変わるので仕方ないんですけど、
シャッタースピードはこんなに出てなくても大丈夫なので、もうちょっとISO感度を下げたいところですね(画質が良くなるので)。
「スポーツの写真を上手く撮りたい」みたいな声をほとんど聞かなくなりましたね。
ピントを合わせてシャッター押すだけなので上手く撮るも何も無いんですけど、
それを「簡単」と思うか「難しい」と感じるかは人それぞれですよね。
なかなか上手く撮れないという人におすすめなのがこの一冊です。
「まるごとわかる!撮り方ブック スポーツ編」
今回の記事にはラグビーの写真しか載せていないので、ラグビーについてだけ取り上げます。
この本の90ページからダグラグビー(子供向けラグビー)の撮り方が説明されています。
一般的に認知されているラグビーと一緒の撮り方です。
本の中から一部、引用すると
基本的にはボールがあるところを追って撮影します。パスされた選手を素早くファインダーに収めてシャッターを切るのがコツ。
シャッターチャンスはフェイントからボールを持って抜くところ、パス、トライの瞬間、タグを取ったところなど(一般的なラグビーでいうタックルを仕掛けるところ)
というのが初歩的なポイントとして挙げられています。
設定に関しては「マニュアル露出」が推奨されています。
Tv(シャッタースピード優先)にすると絞り値が大きくなりすぎて何にピントを合わせているかわからない写真になってしまうというのが、その理由ですが、逆にピントが浅すぎても前後の動きを追い切れずピントが甘くなってしまいます。
ピントに関しては機材によって深さが違いますし(同じf2.8でもレンズとボディによって変わります)被写体との距離によっても変わります。遠いところにいる被写体は浅いピント(絞り値が低い状態)でも全身にピントが行きますが、被写体が接近している場合は深いピントじゃないと全身にピントが行きません。
この辺りも、機械的に数字を出せれば良いんですけど、実際にはそうもいかないので、無難にf5.6前後までは絞っておくのが良いかと個人的に思います。
あとはシャッタースピードも大事で、手先や足先を大きくブラさない最低ラインが1600前後です。この辺りは好みも有りますが、800まで落としてしまうと、素人くさい写真になってしまうので注意が必要です。
この本では Tv(シャッター速度)→1/2500 Av(絞り数値)→f2.8が推奨されていました。
ISO感度は400だったそうです。これは晴れ、曇り、雨で変わって来るところなので、天気が悪ければもっと数字を大きくしていく必要があります。
いずれにしても絶対やめて欲しいのは「オートで撮る」ということです。
現地で試行錯誤して設定の肌感覚を掴まないと永遠に上手くなりません。
何事にも得手、不得手はあると思います。最初はなかなか大変かもしれませんが、
場数をこなす事で思い通りに撮れる設定を掴みましょう。
以前は、こんな体型化された本は存在していなかったので良い時代になりましたね。
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