ここ1、2年の中で目撃した"快投"と呼べるようなピッチングに共通しているポイントとして「ファールフライで仕留めるシーンがやたらと多かった事」が挙げられるのですか、これについて調べたところ、ストレートが好調であればあるほどファールでカウントを稼ぎやすく、中でもバックネット裏や逆方向のベース付近(右打者なら一塁ファールフライ、左打者なら三塁)へのファールフライで打ち取れている状況というのは絶好調の証だそうです。そういった類のファールというのはバットが球の下を叩いている為に発生するそうで、打者の予想以上に球が『キレ』ているからこその現象だと言えます。アマ球界の好投手を語るに当たって球速面ばかりが取りざたされていますが、『キレ』への着目こそが実戦力への評価に繋がるような気がします。
中尾輝投手(名古屋経済大学→ヤクルトスワローズ)の愛知東邦大学戦(2016年9月10日)、木原大地投手(東海学園大学)の愛知産業大学戦(2017年6月4日)でのピッチングが正にそんな感じのものでした。
中尾輝投手(名古屋経済大学→ヤクルトスワローズ)の愛知東邦大学戦(2016年9月10日)、木原大地投手(東海学園大学)の愛知産業大学戦(2017年6月4日)でのピッチングが正にそんな感じのものでした。