木原大地投手

投球における『キレ』について

ここ1、2年の中で目撃した"快投"と呼べるようなピッチングに共通しているポイントとして「ファールフライで仕留めるシーンがやたらと多かった事」が挙げられるのですか、これについて調べたところ、ストレートが好調であればあるほどファールでカウントを稼ぎやすく、中でもバックネット裏や逆方向のベース付近(右打者なら一塁ファールフライ、左打者なら三塁)へのファールフライで打ち取れている状況というのは絶好調の証だそうです。そういった類のファールというのはバットが球の下を叩いている為に発生するそうで、打者の予想以上に球が『キレ』ているからこその現象だと言えます。アマ球界の好投手を語るに当たって球速面ばかりが取りざたされていますが、『キレ』への着目こそが実戦力への評価に繋がるような気がします。

中尾輝投手(名古屋経済大学→ヤクルトスワローズ)の愛知東邦大学戦(2016年9月10日)、木原大地投手(東海学園大学)
の愛知産業大学戦(2017年6月4日)でのピッチングが正にそんな感じのものでした。

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ルーキーオブザイヤー

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デビュー登板から5連勝を飾り華々しい大学デビューを飾った木原大地投手(東海学園大学)。 1部昇格後の秋季シーズンでは1勝3敗防御率2.73という成績を収めました。流石に1部リーグでも無双モードという訳には行きませんでしたが先発登板した5試合のうち4度でクオリティスタートを達成し、チームの1部リーグ残留に貢献。1年生投手としては上々のデビューシーズンだったと言えるのではないでしょうか。 味方の失策で失点するツキの無さが目立ったシーズンでしたが 一試合で三度の併殺を記録した試合もありましたし(対愛知大)、大器の片鱗は至る所で伺えました。 衝撃のデビュー戦だった名商大戦(2部春季リーグ戦)のような痛快なピッチングを1部リーグでも見られる日が来るのを楽しみにしております。

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スケール感のある体型という訳でも無い木原投手のストレートに威力があるのは、"割れ"と"伸びるステップ"を連動させている事が大きいのでは無いかと思われます。
それについては以下の動画で解説されています。ご覧くださいませ。




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背後からの写真なのでわかりにくいですけれども、左腕で「C」の形が作れていて踏み出す脚もしっかり伸びています。

スーパールーキー、第二幕

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地元メディアには全く無視されていますが、2017年度の愛知アマ野球界で最も見るべき存在であるのは木原大地投手(東海学園大学)なのではないかなぁ、と思っています。
(Twitterで木原投手の話をちょくちょくしていますが、あれでもかなり自重してるつもりなんです)
大学デビューシーズンとなった2017年度の春季リーグ戦では5戦5勝(ポストシーズン含む)の離れ業で東海学園大学を1部昇格へと導きました。
何が凄い、ってのを言いだしたらキリが無いのですが、1部昇格に直結するようなプレッシャーのかかる試合で、ことごとく結果を出した強靭なメンタルなんかは木原投手における最大の強みと言えるのかもしれません。
様々な条件が異なるとはいえ、七原優介投手(名大→トヨタ)や中尾輝投手(名経大→ヤクルト)のような全国レベルの怪腕でもシーズンの山場と言える試合では勝ち星を落とす事が珍しくなかったですからね。

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技術面で言えば投球フォームの完成度なんかが目につくポイントの一つでして、利き腕の違いはあれど則本昂大投手(楽天)の長所がそっくりそのまま当てはまるような、文句の付け所の無いメカニズムを習得しています。

①外転型の引き上げ
②背中を打者方向へ向けて腰の横捻りを使う
③伸びるステップ→深いストライド角
④アーリートップ(腕の振りを上体と連動させて体軸で遠心力を産み、抜け球を減らす)
⑤両腿に内旋と外旋の動き入れることで開きを抑えつつ連動性を向上させている


重心移動後のバランス感覚も抜群で一本足の体勢になっても軸がブレません。リリース後に体やグラブが流れたりする事も無いので打球の処理へもスムーズに入れる為、フィールディングのレベルも非常に高いです。

と、いう感じで愛知の1年生投手としては数年に一度の大物なのは間違いないところですが、細かいコントロールに課題を残しており、球数が多くなりがちなところは修正ポイントと言えるでしょう。
そういった部分での上積みを実感出来るようになれば栗林良吏投手に次ぐ存在として、その名を全国へと轟かす事になるはずです。
秋季からは1部リーグでの登板となる為、これまでのように連戦連勝という訳にはいかないのかもしれませんが、まずは愛知を代表する投手へと育って欲しいですね。

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アットダウン

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そうです立位体前屈です(違)
栗林良吏投手(名城大)と木原大地投手(東海学園大)はその日最初のマウンドに立つ際と攻守交替時には必ず一礼をします。
愛知黎明高校時代からのルーティンですかね?来季は共に1部リーグ所属という事になりましたので、もしかしたら直接対決が実現するかもしれません。
利き腕も異なるし投球面においては似通った部分はあまりないですが、両者に共通しているのはフィールディングの上手さ。
特に木原投手は右利きだったら遊撃手としてもかなりの選手になっていたのでは?というレベルの守備を見せます。
バント処理時の突っ込みの速さと強襲打への反応は既にプロのゴールデングラブ級かも、という感じなので一見の価値ありです。


ニュータイプ

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木原大地投手(1年 愛知黎明卒)
強打・愛産大打線を相手に9回二死まで無得点に抑えるピッチングで1失点完投勝利を挙げました。
この結果によって春季の1部2部の入れ替え戦は1勝1敗のタイとなり明日の3戦目で昇降格か残留かが決まることとなります。

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奪三振を量産するようなド派手なピッチングではありませんでしたが、打者の手元で球が切れていたのかファールフライで仕留める形のアウトが多く、特にランナーを背負ってからの粘りが見事でした。
黒野、濱元ら1部リーグ屈指の長距離砲との対戦でも早いカウントで打たせて凡打に仕留めたりする等、余力すら感じさせらる堂々としたピッチングワークを見せてくれました。
1年生の春に台頭してきた投手という事では、愛知黎明高校の2学年先輩にあたる栗林良吏(名城大)や小川優(愛知学院大卒)、小椋健太(中京大→東邦ガス)らに並ぶ存在と言えるのではないでしょうか。
小柄な体格なのでスケール感というところではどうしても見劣りしますが、実戦的で故障リスクの少ない投球フォームをマスターしているところなんかは大きな強みになると思います。
大学生の打者を抑えるという事に満足せず、上の世界で通用する投手像というところを目指してレベルアップしていけばプロ入りも見えてくるのではないでしょうか。
今後の成長が非常に楽しみな投手です。
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主に愛知県のアマチュア野球に関する観戦記です。 一般人による運営ですので内容に誤りがある事を前提として閲覧してください。 又、公開に関して問題があるようでしたらコメント等にて一報いただければすみやかに対処させていただきますので宜しくお願いいたします。
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