栗林良吏投手

天王山①

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5月19日の直接対決は引き分けという事になりました。


先発した栗林投手は延長10回を投げ被安打8、失点5、奪三振9という内容のピッチングでした。
序盤に浴びた3ランは強風に流されてのものだったので然程気にすることも無いと思いますが、
延長10回裏に無死から連打を浴びて失点した事は今後の課題と言えるのかも知れません。
味方から2点の援護を貰った後だったので手痛い失点だったと言えます。

最終学年に入ってからの栗林投手は実戦派へとシフトした印象が強いのですが、
投球メカニクス的にも進化を遂げた印象が有ります。
以前にも書いたように縦の角度が付くリリース角になっているように見えますが、
それに伴って並進からの回転が速くなったような気がします。


リリースの瞬間を撮影しようとすると、このカット↓ばかりが撮れてしまうんですよね。

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上体が横に広がらなくなったことで回転軸のスピードが上がったのだと思われます。
昨年度よりも平均球速が下がっているのに集中打を浴びなくなった理由の一つかもしれません。

それに加えて重心移動が上手くなったような気がします。
以前はフォロースルーで軸足が三塁方向へ落ちて左脚に上体が乗っかっていない印象があったのですが、
今季は軸足が大きく跳ね上がってスパイクの裏がしっかり天を向いています。

まだ力勝負を挑むと開きの大きい横振りになったりもしますが、
投手としての奥行きは確実に広がっていると思われます。





クライマックス




という感じのようです。名城大は2連勝必須という事なので今季最高に気合の入ったスーパーサイヤ人仕様の栗林投手の投球が見れるかもしれません。
ついに4年前のリターンマッチが実現しますかね。大塚投手も名城大野球部に在籍しているのでここで出てきてくれたら完全に同窓会ですね。

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一方の残留争いは東海学園大が一歩リード。4年前に全国ベスト4まで進出した愛知学院大もここのところは元気が無いですね。かつての輝きを取り戻して欲しいところです。





3連勝

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延長11回を投げ切り失点2という内容で開幕からの連勝を3に伸ばしました。今日は然程良い出来ではありませんでしたが、悪いなりに抑えて、きっちり勝ち切った辺りに成長の跡が伺えました。ピンチの場面で無理に三振を狙いに行かず、内野ゴロでの併殺に仕留めていた辺りも良いアピールになったのでは無いでしょうか。三塁封殺のバント処理も二度記録、プロ入り後に取り組まなくてはいけないような課題もほとんど見当たりません。この活躍が続けば望み通りの評価を得られるのかもしれません。 

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栗林投手と共にチームもここまで無敗の5連勝です。強力投手陣を擁する中京大も譲らず無敗という状況です。5月19日、20日に組まれた直接対決が楽しみです。


ラストイヤー

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春季リーグ開幕戦(対東海学園大)でのピッチングは9回1失点完投、6奪三振で四死球は0でした(最速146km/h)。今までの栗林投手は"球威、キレで押す"のか"制球で勝負する"のか、どっちつかずの印象があったのですが昨日の試合を見た限りでは後者に振り切った(制球寄り)印象を受けました。9分割ゾーンの左右に散らせて、その中の高低を使って仕留めに行くようなスタイルで、今の松坂大輔投手(中日ドラゴンズ)に近い組み立てをしている感じがしました。

肉体改造をして3kg増量したという事で全体にどっしりした感じが出てきたのに加えて、縦振り型へとメカニクスを改造したように見えます。 2年前との比較をすると顕著ですが、肘が上がって腕と頭との距離が近くなっています。並進移動からリリースにかけて横の広がりを押さえられるようになった事で腕の出所が一本化され、リリースポイントがブレなくなり、打点も高くなった為、以前よりも球に角度が付くようになりました。この二つの作用によってコーナーワークの質が格段にアップしたのではないでしょうか。また、脇腹の収縮効果も取り入れており、左胸と左膝の距離が近くなっています。これによって上下の叩き幅を確保できるようになったのだと思います。

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2年前

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今シーズン

奪三振数は6でしたが、右打者の内角高めへのフロントドアや左打者の外ズバで見逃し三振を奪えており、質の高い仕留め方での奪三振が目立ちました。球数も96球だったという事で非常にテンポが良く、写真を撮る為のべスポジを探す暇すらありませんでした。 大学ラストイヤーという事で嫌でも進路についての話題が多くなりますが、現時点でもドラフト本指名は鉄板の域に入っていると思われます。上位縛り等があるとなると不透明になりますが、今の投球スタイルを守りつつ、ここ一番で寄せ付けないようなギアチェンジを披露するようだと上位24人の中にも入って行くと思われます。少なくとも昨秋以降での上積みを感じさせられるような内容のピッチングだったのは間違いありません。この先での更なる進化に期待し、残り少くなった大学野球でのプレーを楽しみにしたいと思います。

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栗林良吏投手(名城大学)

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言わずと知れた『愛知の至宝』です。「明治神宮大会へ二度出場」「大学日本代表選出」と愛知の枠を飛び越えて全国区の選手にまで成長しました。最速153km/hを誇るストレートとブレーキの効いたスライダー(縦と横の二種類)の組み合わせが主体となる投球スタイルで、試合中の修正力にも優れたものが有ります。大学デビューイヤーから現在に至るまでの間に大きな故障をしていないのも魅力の一つと言えるでしょう。現時点では愛知の大学生としては唯一のプロ入り確定クラス(順位縛り等が無ければ)の選手で、今後の取り組み方次第ではドラフト1位も射程圏に入ってくると思われます。ただ、最終学年で何か大きな変化がないと印象面での上積みが無いまま終わってしまう可能性が高いのも事実です。この先のキャリアを見据えた場合に気になるのが、ゾーンの四隅(左右高低)への制球力の甘さで、上のレベルの打者と対戦した際にはコースを見切られてしまってボールカウントが先行する懸念があります。スピンが効いていて素晴らしい球筋のストレートではあるのですが、球に角度が無い為に甘く入ると捉えられやすく、打ち損じも誘いにくいので"ファールを打たせてカウントを稼ぐ"という観点においても不利なように感じます。しっかりコースを突くコントロールを磨くか簡単に見極められないような"更なる球威と切れ"をモノにする必要があるのかもしれません。

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この選手のここを見ろ!→「肩関節の柔軟性」

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メカニクス全体を見渡すと、強みという部分があまり見当たらず「一体、何処からあの球速を捻りだしているんだ?」と首を傾げたくなるのですが、恐らく「胸部の張り(肩甲骨の寄せ)」と「腕のしなり角(最大外旋角度)」がその理由だと思われます。打者と正対するようなメカニクスで"割れ"を深く使えていないのですが、胸部に強い張りを作る事(肩甲骨を寄せる事)で上体に間が取れています。(※胸部の張りを上手く使えている投手の代表格では平野佳寿投手やマイルズ・マイコラス投手の名前が挙がります)又、チョッパーのフェーズにおける腕のしなり角(最大外旋角度)も素晴らしく、肘から先を後ろに置いてくるような腕の振りを実現できています。これらの特徴から推察できるのは"類まれなる肩関節の柔軟性"で、洗練されたメカニクスとは言えないにも関わらず150km/h級のスピードボールを叩き出す秘訣はここに有るのだと思われます。(※メカニクスに関して補足すると股関節の硬さや下半身のパワー不足が目につきます。この辺りの改善に取り組めば更なる球速アップや制球力の向上に繋がるのではないでしょうか)

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投球スタイル、メカニクスの面で気になる部分はありますが、言い換えればそれらは全て"伸びしろ"です。未完成なのにも関わらず今のパフォーマンスを発揮できている時点でズバ抜けた存在である事には疑いの余地がありません。
最終学年で"再覚醒"し、堂々とプロへの扉を叩いて欲しいと思います。 



アットダウン

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そうです立位体前屈です(違)
栗林良吏投手(名城大)と木原大地投手(東海学園大)はその日最初のマウンドに立つ際と攻守交替時には必ず一礼をします。
愛知黎明高校時代からのルーティンですかね?来季は共に1部リーグ所属という事になりましたので、もしかしたら直接対決が実現するかもしれません。
利き腕も異なるし投球面においては似通った部分はあまりないですが、両者に共通しているのはフィールディングの上手さ。
特に木原投手は右利きだったら遊撃手としてもかなりの選手になっていたのでは?というレベルの守備を見せます。
バント処理時の突っ込みの速さと強襲打への反応は既にプロのゴールデングラブ級かも、という感じなので一見の価値ありです。


ノーヒッター

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ノーヒットノーランを達成したそうです。 去年までは右打者の肩口から入ってくるインスラ(フロントドア)等でカウントを整える事が多かったような気がしますが今年からはカーブを習得して更に投球の幅が広がりました。 ボールの切れと勢いでねじ伏せる本格派の投手というよりは、ピッチングを修正しながら試合を作っていく実戦派の好投手になって来たような印象を受けます。 やはり1部リーグと2部リーグでは野球の質が違うのか台頭してくる投手のタイプにもそれぞれ特徴があるような気がします。 栗林投手は1年生から主戦として活躍し今季がで5シーズン目です。ここまで大きな故障、スランプも無く順調にキャリアを積み上げているあたりからしてもプロの世界で活躍していけるだけのものを持っているのかもしれません。 地元球団のスカウトが「フォームはもういじる必要が無い」と言っておられたそうですが、まだ色々なところに伸びしろを秘めている気がします。 1部リーグから現れたドラフト候補生の投手としては山内壮馬さん(名城大コーチ)以来の存在だと思います。大学日本代表候補にも選出されており、この先の更なる活躍に楽しみの多い投手です。

愛知の至宝、満を持して神宮へ

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MAX153km/h右腕・栗林良吏投手擁する名城大学が中部王座戦を制して神宮行きを決めました。コンスタントに150km/hを叩き出すストレートが栗林投手における最大の売りですが、集中打を浴びてビックイニングを作られる事も多くまだ投球術に課題を残しているのが現状。好調時のストレートは田中正義に勝るとも劣らないので、見といて損はないピッチャーだと思います。スライダーの使い方も上手いので、修正力に磨きがかかれば更に隙の無い投手へと成長するのではないでしょうか。

中日ドラゴンズ-愛知大学野球連盟選抜(2015-8-2)

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白石達之介外野手(中部大 4年)
満塁からの走者一掃3ベースを含むマルチヒットを記録。中堅手としても深い当たりをナイスキャッチ。
この試合のマンオブザマッチでしょう。

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栗林良吏投手(名城大 1年)
春季リーグ5勝のスーパー1年生右腕。140km/h半ばのストレートを連発してスタンドをどよめかせました。
高橋周平から見逃し三振を奪うなど圧巻の投球を披露。投手歴が浅いという事もあり伸びしろは十分。

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友永翔太外野手
ドラフト候補左腕・西川投手(日福大)から右中間へ鋭い当たりの先頭打者アーチを放ち、プロの意地を見せた。
中堅手としても好守備を見せ中日野手陣では一番の存在感を放っていました。

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鈴木翔太投手

瑞穂でお馴染みの選手達が一堂に会する、オールスター戦のような雰囲気でかなり楽しめました。
純二軍のメンバーしか見当たらなかったドラゴンズの面子を見て、試合前から勝利を確信。
序盤から大学選抜が畳み掛ける展開となり予想通りの完勝となりました。
中日は先発で起用したドラ1右腕・野村投手の調子がすこぶる悪く、2回持たずにノックアウト。
大学選抜の先発として起用された西川投手の出鼻を挫く、友永選手の先頭打者アーチなどもあったので、
野村が試合を作っていれば中日の勝利もありえたかもなぁ、という感じでした。

上記の選手以外では、安藤優作外野手(愛知大 3年)がタイムリーヒットを含む猛打賞の活躍を見せました。
中日投手陣の中では金子丈投手が一番良い内容の投球をしていたように思います。
落差を使う投球に磨きをかければ若松投手に続く掘り出し物ということになるのかも。

フォトアルバム→中日ドラゴンズ-愛知大学野球連盟選抜(2015-8-2)
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