西濃運輸

小久保気投手(西濃運輸)




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平成31年度のドラフト候補として各種媒体でクローズアップさ
れている小久保気投手(四国学院大→西濃運輸)。四国学院大時
代(平成29年)には全日本選手権にて東北福祉大を完封し、四国
勢の連敗を12で止めた。
後日談としては翌年(平成30年)の全日
本選手権で東北福祉大が全国制覇を達成。それにより小久保は
再評価を受ける事となった。(ちなみに小久保卒業後の四国学
院大は全日本選手権で一回戦コールド負け)

178cm78kg 右投左打鹿児島玉龍高校ー四国学院大学-西濃運輸

最速148km/hのストレートに加えてフォーク、シュート、スラ
イダー、カーブ等を操る
実戦派

今回は小久保投手の投球フォームについて考察したい。

ワインドアップ期
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頭が軸足上にセットされており、左膝が胸まで上がっていま
す。左側骨盤の割れも使えているように見えるので本塁方向
へ加速しやすい形を作れていると思います。又、投球腕の脱
力に向けて早めのハンズセパレーションを実現しています。

ヒップファースト期からサイドステップ期
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軸足の膝が深く折れて骨盤が後傾しています。ゾーンの下半分
へ入れて行きたいという意図があるのかも知れませんが、
縦の
角度で攻めにくくなる為、イニングを重ねるごとに合わされや
すくなるリスクが有ります。
ヒップファーストでは軸足股関節
上に頭部を残せており、頭の突っ込みを抑える準備が出来てい
ます。
骨盤が後傾しきったところでボールが体の外に出てしま
っていますが、これはタイミングを合わされる原因の一つにな
ります。


トップ期から最大加速期
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左足が着地し、トップの位置まで腕が上がってきても左肩が開
いていません。トップのフェーズに入る際に腰椎を伸展させて
いる為、胸が張れています。スイングプレーンも概ね一致(上
体の回転軸と投球腕の角度が一致)させられており、球が右上
(右打者のインハイ、左打者のアウトハイ)へ抜けたりする事は
少ないのではないでしょうか。右腕をトップで内旋と回内させ
、加速期に向けて外旋と回外させると更に良くなるのかもしれ
ません。

リリース期からフィニッシュ期
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上体を縦に使ってリリースしている割には頭が一塁方向へ反れ
ていません。ストライクを取るのが苦になるタイプではなさそ
うです。リリースの際に左膝が90度まで折れているのが気にな
りますが(この動きだと骨盤を回転させにくい)、軸足の三大関
節(股関節、膝関節、足首)を伸展させてリリース出来ている為
、ボールに力は伝えられているのかもしれません。リリース後
に上体を深く倒し込めているのは、上体が上手く回転している
証拠です。この点においても故障リスクの低さが伺えます。更
には振り切った右腕とグラブが交差するような形でフィニッシ
ュしているので腕は最後まで走っていると思われます。沈み込
むような重心で投げているタイプとしては珍しく、左脚のハム
ストリングスと臀部による起こし上げが出来ています。その為
フィニッシュで軸足がしっかり上がりスパイクの裏が天を向い
ています。

総評(フォーム全般)
投球フォーム全般としてはそれなりに実戦的な部類に入ると思
います。並進時に骨盤を後傾させている為、フォークやカーブ
等の縦変化を操る適性があります。資料が見つからなかったの
で触れていませんが、バックスイングで両肩甲骨を外転させて
おり、腕の振り方にもおかしな箇所が無いので故障リスクは低
いタイプだと思われます。グラブ側の腕を使ってターンを鋭く
させる動きや、「リリースの叩き」と「重心移動」のトリガー
として機能させるようなステップ(左股関節への乗せ)を習得し
たら、ストレートでも勝負していける投手になれるのではない
でしょうか。


観戦した試合での所感
登板試合を一度だけ観戦した事が有りますが、然程ボールに凄
みを感じず投球テンポの良さというところも見受けられません
でした。ただ、ランナーを背負ってからの粘りが見事でギアを
上げた状態からは加点するのが難しいタイプのように感じます
。ゾーン内で勝負して行ける球が少なく「プロレベルなのか?
」と言われたら微妙です。現状としてはボーダーライン付近に
位置付けられる存在ではないでしょうか。ドラフト指名を決定
付けられるかは、今後の取り組み方次第になると思います。


 

第18回東海地区春季大会

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昨秋ぐらいから不自然なほどにドラフト戦線で名前が挙がらなくなったので、恐らくチーム事情による凍結で昨年のプロ入りを見送ったのだと思いますが、 それもあってかプロスカウト向けの見栄えを意識するような投球から社会人野球で勝てる投手へとスタイルを変貌させつつあるように見えました。 フォームに関していえば"より縦に"の意識が強くなってるような気がします。佐竹功年投手(トヨタ自動車)のような社会人球界の顔になって欲しいですね。プロに行くような投手でも都市対抗で一度も勝てずに終わる事があるのはザラで社会人野球には社会人野球なりの厳しさがあります。玄人をうならせる巧みの投球術をマスターして橋戸賞狙って欲しいですね。


魔球カンガルーボール

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10ヶ月ぶりに嶽野雄貴投手の登板を見る事が出来ました。(春季大会 王子戦に先発登板し6回無失点という内容)
一番最初に嶽野投手が登板しているところを見たのは2013年の事だったのですけれども、あっという間に4年近くの時間が経ちました。当時はストレートが上へ下へと抜ける暴れ馬タイプの豪腕だったのですが、社会人野球で揉まれたからなのかピッチングに幅が出てきたように思えます。昔からストレートの最速ばかりが話題になる投手でしたが、今日の登板で一番目を引いた球は中低速域の変化球。ランナーを背負ってからはこの球で王子の中軸打線をキリキリ舞いさせました。今日のピッチングに関しては意見が分かれるところがあるのかもしれませんが、個人的には"社会人野球ナイズ"された巧みな投球という印象を受けました。以前ならあっさり四球を与えていたような場面でも上手くカウントを整えてフルカウントまで立て直す等、随所に成長の跡が伺えました。追い込んでからの絶対的な決め球が確立されれば"プロ入りに向けての視界は良好"といった感じになってくるのかもしれません。まずは都市対抗予選での好投に期待したいです。

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MAX152km/h

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ようやく見れました。
BIG3(中尾近藤夏目)+2(小林眞野)が今程騒がれる前に、
愛知2部リーグで最も注目を集めていた本格派右腕の嶽野雄貴投手(名古屋学院大卒)。
西濃運輸入社直後から好投を重ねストレートの最速も152km/hまで伸ばしてきました。
絶対的エースである佐伯投手の二番手争いに名乗りを挙げる充実のルーキーイヤーになっているようなので
都市対抗野球本戦での登板にも期待がかかります。

嶽野雄貴投手(西濃運輸)flickr

デ・ビュー

中日も狙った右腕 西濃運輸・嶽野キラリ「評価が低かったので…」 (スポニチ)

3回1/3を投げて3奪三振無四球という素晴らしい内容だったそうですね(ランナーを一人も出さない完全投球)
大学時代から上の世界でも活躍できる投手だと思ってはいたのですが、
社会人一年目のこの時期からの活躍は予想以上です。

大学時代の途中までは制球が不安定で、「荒れ球の豪腕」といった感じのタイプだっただけに、
社会人の打者を相手にして3イニングスで与四死球無しというところに努力の影が見える気がします。
ここ数年の愛知2部リーグから出てきた本格派右腕の中で最も実戦力のある投手という認識なので、
都市対抗野球の本戦で活躍しようものなら、一気に名前が売れるのではないかと思っています。

早いうちに西濃運輸のユニフォームを着て投げているところを見れると良いなぁ…
以下、名古屋学院大時代の嶽野投手

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主に愛知県のアマチュア野球に関する観戦記です。 一般人による運営ですので内容に誤りがある事を前提として閲覧してください。 又、公開に関して問題があるようでしたらコメント等にて一報いただければすみやかに対処させていただきますので宜しくお願いいたします。
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