マックス・シャーザーのようなリリースモーションから、シュートライズするストレートを投げ込んできます。奪三振力と引き換えに与四球が多くなる事も有りますが、制球難と言うよりは変化球の質がまだそこまで高くない事がその理由に思えます。対角で使えるカットボールを習得したら1年目から勝ちパターン入りが期待できます(リリーフタイプに見えます)。
投球フォーム
ノーワインドアップから始動。
ヘソの辺りまで左膝を上げます。
ここで両手を割り、真っすぐ上げた左膝を二塁側へ入れます。
まずは正中線(体の中心線)を割らずに真っすぐ膝を引き上げているのは高ポイントです。
右膝と右股関節を曲げながら、右のお尻もキャッチャー側に向けます。
右膝を深く曲げすぎている為、いきなり重心が下がってしまいます。
高い位置から降りて行くようなステップ動作になりにくいです。
左手を低い位置から突き出し、左脚を「くの字型」の形で踏み出して行きます。
上体を斜めに捻るように使うので、肘から上げるテイクバックになります。
右脚が伸びて、体を前へと送り出せています
低く突き出した左手がここで肩の高さまで上がってきます。
左腕が真下に引き落とされボディターンが起こります。
右の股関節が内側へ鋭く切れ込む形で加速期に入りますが、やや開きが早く見えます。
この辺りから肘角度が鋭角寄りに向かうのが望ましいのですが、
サイドアングルの人だと、こういう腕の振り方は割と居ます。
リリースで左膝が突っ張るのですが、右足がマウンドから離れるタイミングが早いように見えます。
ステップで溜めが作れず、下半身の開きが早くなった為でしょうか?
腰から体が折れて骨盤の前傾が遅れています。
左脚のブロック動作で腕を走らせている感じですかね。
ここでようやく骨盤が前傾、上体も回って体幹が綺麗に回ります。
右脚が三塁方向に振られるのも含めてシャーザーっぽいですね。