谷口元輝二塁手(3年 日進西)
センター方向への打球に強く、ファインプレーを連発した。
一打サヨナラ負けのシーンであわや失策、という窮地を切り抜け安堵の表情を浮かべる真野三塁手。
木村将之右翼手(3年 大里)
決勝打となるさよならタイムリーヒットを放ち、激闘に終止符を打った。
試合後に健闘を称え合う両エース。
長身から繰り出すスローカーブとストレートを使い分け、落ち着いたピッチングを見せた都築投手、
鋭く曲がり落ちる変化球とインコースにズバリと突き刺す決め球のストレートが持ち味の谷投手。
両エースの投げ合いで延長11回までもつれる激闘となりました。
東郷は昨年のチームを彷彿させる粘りの守備を見せて何度も窮地を切り抜けましたが、
谷投手に疲れの見えた11回にサヨナラタイムリーを打たれての敗戦となりました。
結果的に7回表の無死二塁のチャンスを生かせなかったのが響いたような気がします。
清林館は常にランナーにプレッシャーをかけていた加藤捕手の強肩と判断力がかなり効いていました。
1点を争う展開だっただけにスコアリングポジションに進ませないディフェンス力を持つ捕手がいるのは大きかったです。
都築投手も変化球の制球が悪くなってからの修正力は見事でした。
9回表裏の両エースの投球内容を見た感じでは先に都築投手が崩れるかな?って思ったのですけどね。
雨天による長い中断があったにも関わらず、集中力を切らすことなく戦った両チーム。
ベスト16あたりで対戦しててもおかしくないぐらいに質の高いプレーが随所に見られる好ゲームでした。